南中部クアンナム省ホイアン市のホテル「ライフリゾート」の敷地内で3月27日、河岸の堤防工事実施中に地中から多くの爆弾や銃弾が発見された。同ホテルは直ちに現場を立ち入り禁止とし、宿泊客や従業員を避難させた。通報を受けた地元軍事機関は爆発物処理班を派遣、同日午後8時までにすべての爆発物の撤去作業を無事終了した。
これらの爆発物はベトナム戦争時の残留物であることが確認されたが、ホテル建設前に残留不発弾の有無を調べる検査が行なわれていなかったことが判明し、問題となっている。軍事機関によると、ホイアン一帯はベトナム戦争時の不発弾が残っている可能性の高い地域であるため、プロジェクトの大小に関わらず事前の検査は不可欠だという。