南中部カインホア省ニャチャン市の海岸沿いに建設されたばかりのファムバンドン通りの一部区間で、岸壁に打ち寄せた波しぶきが2~4メートルの高さまで上がり、海水と砂が道路に降り注ぐ事態になっている。付近の住民らによると、この辺りの波は、夏場は比較的小さいが、冬場、特に夜間は風も強まり波が非常に大きくなるという。
道路建設の専門家は、十分な調査を行わないまま海岸沿いに道路を建設したことが、高い波しぶきの原因になっている可能性を指摘、長期的には打ち寄せる波によって道路の下側の部分の浸食が進んで、土砂崩れが起きる恐れがあると話している。
カインホア省は1997年から3365億ドン(約17億円)を投じて、ニャチャン市北部の海岸沿いでチャンフー橋の建設とチャンフー通りの拡張工事を実施した。ファムバンドン通りはこの工事終了後に新たに付けられた名称。