ホーチミン市環境保護支局によると、市内9か所の大気観測地点のすべてで大気中の粉じん、ベンゼン、トルエンの濃度が許容基準を大幅に上回る結果が出ており、同市の大気汚染は深刻なレベルに達しているという。
最も深刻なのは粉じんによる汚染で、観測結果の90%が許容基準を超えている。アンスオン交差点付近(12区)ではすべての観測結果が許容基準を超えており、基準の5.6倍に達していた。またディンティエンホアン通り、ディエンビエンフー通り、ゴーバップ交差点付近(ゴーバップ区)の観測地点では、鉛や二酸化窒素(NO2)の濃度が前年同期に比べ1~2.2倍増加していた。
さらに最近、ベンゼンの濃度が非常に高くなっており、観測結果の77%が許容基準を超えていた。同支局によると、この原因は▽通行車両の増加▽ガソリンの品質低下▽有鉛ガソリン使用量の増加――などが考えられるという。同支局は各関連機関に、ガソリンの品質検査を強化するとともに、有鉛ガソリンの使用増加阻止に取り組むよう要請している。
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