ドイツ政府は、メコンデルタ地方カントー市のチャーノック工業団地の排水処理などを研究する「AKIZプロジェクト」に900万ユーロ(約11億2000万円)を上限とする支援を行う。
このプロジェクトは、工業排水削減、エネルギー再利用、排水中からの原材料回収などを実現するための総合的な方策を研究するもので、ドイツとベトナムの大学・研究所から多くの専門家が参加する。今後2014年までに6件の研究を実施する計画。
チャーノック工業団地は敷地面積290ヘクタールのすべてがリース契約済みで、入居企業166社中128社が操業中。各企業の生産分野は、皮革、動物用医薬品、建設資材、機械・設備、肥料、化学品、食品加工など環境汚染が問題になる分野が多い。