騒乱が続くリビアに派遣されていたベトナム人労働者たちは、まだ全員が帰国した訳ではないが、無事リビアから脱出できたとしても重い借金を背負うことになりそうだ。28日付VNエクスプレスが報じた。
北中部ハティン省カムスエン郡在住のボー・ティ・アインさんは、夫の無事を確認できたと胸をなでおろしたばかりだが、今度は夫の派遣費用を捻出するために借金した2500万ドン(約10万円)をどうやって返済しようかと頭を悩ませている。夫のロンさんは1月からリビアで働き始めたばかりで、まだ1か月も経っていない。ロンさんのようなケースは少なくないという。
派遣先の企業側の都合または客観的な情勢で労働者が契約期間前に帰国する場合、リビアの法律と派遣先企業の方針に従って労働者の権利が守られることになっているが、今回の場合どうなるのか、まったく見通しが立たないのが現状だ。
労働傷病兵社会省と労働者派遣業者は労働者の全員帰国を優先課題にしており、この問題についてはまだ検討もされていない。ただ、海外労働管理局のある幹部は「すべての労働者がリビアから帰国した後、海外雇用支援基金の規定に従って、損害に応じた支援金が送られることになるだろう」と語った。
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