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ホーチミン市教育訓練局がこのほど発表した2011年~2012年度統計によると、同市にある高等専門学校の学生のうち、全体の36%を占める2万3440人が医薬学科の学生。一方、小学校・幼稚園教育学科の学生数は僅か277人で、医薬学科を履修する学生数の80分の1程度に留まっている。トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
また、経済学科の学生は1万9000人となっており、医薬学科に次いで学生が多かった。市内の小学校と幼稚園では毎年、教員募集の度に定員割れを起こしており、深刻な教員不足に陥っている。幼稚園では1学級の園児数が40人に上るクラスもあり、これを2~3人の教員で受け持っているのが現状だ。
小学校・幼稚園の教員を志す者が少ない理由としては、第一に給料の安さが挙げられる。また、中等教育を行う教員と違い、家で私塾を開いてアルバイトで稼ぐことが難しいことも、理由の一つとされている。