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メコンデルタ地方カマウ省人民委員会のレ・ズン副主席はこのほど、同省の「カマウ岬国立公園」が12月中旬にも、国内5番目の「ラムサール条約湿地」に認定されると発表した。トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
同国立公園は総面積4万1862ヘクタール、このうち陸地面積が1万5262ヘクタール、海域面積が2万6600ヘクタール。◇233種類の水産動植物、◇93種類の鳥類、◇43種類の爬虫類、◇26種類の哺乳類、◇9種類の両生類が生息しており、レッドブック(絶滅危惧種に関するデータブック)に載った希少動植物も生息している。
なお、ベトナム国内でこれまでに認定されたラムサール条約湿地は、◇紅河デルタ地方ナムディン省スアントゥイ国立公園、◇東南部ドンナイ省カットティエン国立公園内のバウサウ地区、◇東北部バクカン省バーベー湖、◇メコンデルタ地方ドンタップ省チャムチム国立公園の4か所。
ラムサール条約は、水鳥の生息地として国際的に重要な湿地や湿地に生息する動植物の保護を目的として、1971年2月2日に制定され、1975年12月21日に発効した。ベトナムは1989年に締約国に加盟している。
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