資源環境省のブイ・カック・トゥエン次官は5日、国連教育科学文化機関 (ユネスコ)が東北部バクカン省にあるバーベー湖を「ラムサール条約登録湿地」として認定したと発表した。ラムサール条約は、水鳥の生息地として国際的に重要な湿地や湿地に生息する動植物の保護を目的とした条約。5日付サイゴンタイムス紙電子版が報じた。
これによりバーベー湖は北部ナムディン省のスアントゥイ地区、東南部ドンナイ省のバウサウ地区に次いで、国内3か所目の「ラムサール条約登録湿地」となった。バーベー湖は標高250 ~300メートルにある国内唯一の山岳湖で、面積は約500ヘクタール。周辺には豊かな原生林が広がっており、同湖を中心に約7600ヘクタールが国立公園に指定されている。
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