交通運輸省傘下ベトナム航空局は5日、マレーシア航空局の代表者が、消息不明になっているMH370便についてベトナム管制の対応を非難したことに対し抗議すると共に、MH370便に関する調査報告書をベトナムにも送付するよう求めた。
これに先立ち、マレーシア航空局のDatuk Azharuddin Abdul Rahman局長は、「MH370便が3月8日に消息を絶った後、ベトナムの管制塔がこれを報告するまでに17分かかっており、航空議定書で定められている基準である5分より12分も遅れた」と、ベトナムの初期対応に問題があったことを指摘した。
これに対し、ベトナム航空局のライ・スアン・タイン局長は、「MH370便は3月8日午後5時20分43秒(協定世界時=UTC時間)に消息不明となっており、これは管制業務をマレーシア側から引き継ぐ予定時刻の5時22分(UTC時間)より2分早かった」と反論。さらに同氏は、「同便は通常行うべきホーチミン管制塔への連絡を行っておらず、ベトナムの飛行情報区域内の予定引き継ぎポイントに入る前にレーダーから姿を消した」と強調した。
なお、国際民間航空機関(ICAO)の規定によると、航空機が飛行情報区の境界で消息不明になった場合、当該航空機と最後に交信を行った側が捜索救難の伝達に関する責任を負うと規定されている。
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