ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

ユネスコ、タンロン遺跡での違法建設に対する説明を要求

2014/08/05 18:10 JST配信
(C) tienphong
(C) tienphong 写真の拡大.

 ユネスコ(国連教育科学文化機関)センター長キショール・ラオ氏はこのほど、ベトナムのユネスコ駐在大使ズオン・バン・クアン氏及びベトナムユネスコ国家委員会に対して、ハノイ市にある世界文化遺産タンロン城王宮跡のホアンジエウ通り18番地遺跡地区における新国会議事堂建設が違反行為であるとし、これについて説明を要求した。

 ユネスコは最近、同遺跡地区内で国会議事堂が建設されていることに対する意見を多数受け取ったとし、この違法な建設が同遺跡地区の価値に大きな損害を与えることや、関連当局の遺跡管理の弱さが露呈したことなどを指摘している。

 これに先立ち、ユネスコ・ベトナムのグエン・タイン・ソン会長は、建設省、文化スポーツ観光省、同市人民委員会に対して、同遺跡地区での違反行為に対する調査と問題処理を急ぐよう求めた。更に、万が一迅速に対応されなかった場合、ユネスコが専門家を派遣し違反調査を行う可能性があると警告した。

 タンロン城王宮跡は、2002年に新国会議事堂建設予定地で行われた緊急発掘調査によって発見された巨大な宮殿遺跡。ベトナム最初の統一王朝である李朝(リー朝)をはじめとする歴代王朝の遺構が重なり合った、ベトナムの歴史上重要且つ貴重な遺跡であることが明らかになり、ベトナム政府は同遺跡の保存を決定した。ベトナム政府の要請により日本政府は、考古学や建築学など多分野での研究、遺跡や出土遺物の保存、遺跡の保存計画の作成などの支援を行ってきた。建都1000年紀にあたる2010年、ユネスコ世界文化遺産に登録されたが、世界遺産となった後も同地における新国会議事堂建設は実行され、遺跡の保存や管理が適切に行われていないとして問題になっている。

【関連記事】

新国会議事堂に「地下博物館」、タンロン遺跡の遺構・遺物を展示 (2016/05/24)
タンロン遺跡の発掘調査、最新の成果を報告 (2015/12/16)
ハノイ市、タンロン遺跡の遺物638点をホーチミン市に寄贈 (2015/09/30)
新国会議事堂地下にタンロン遺跡の遺構・遺物を展示へ (2015/09/07)
タンロン遺跡で李朝時代の宗教建築遺構を発見、考古学者ら保護求める (2014/11/04)
新国会議事堂の試運用を開始、第8回国会に向けてシステム確認 (2014/10/07)
新国会議事堂を10月から試運用、タンロン遺跡管理問題は解決せず (2014/08/13)
ハノイ:タンロン城王宮跡でリー朝の遺跡発見、巨大水路も (2013/01/03)

[Toan Toan, Tien Phong, 06:19 (GMT+7) 30/07/2014, A].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
テト(旧正月)に読みたい記事16選【VIETJOベトナムニュース】 (6:30)

 2026年は新暦2月17日がテト(旧正月)の元旦です。テトに際して、VIETJOベトナムニュースから、テトに関する過去の記事16本をご紹介します。 テトの繁忙期を迎える魚の炭火焼き、職人は昼夜大忙し

テト(旧正月)に読みたい記事11選【VIETJOライフ】 (5:23)

 2026年は新暦2月17日がテト(旧正月)の元旦です。テトに際して、VIETJOライフから、テトに関する過去の記事11本をご紹介します。 テト休みを妄想しよう~35年までのテトカレンダー~

ベトナム経済を振り返る:物価上昇率(CPI)編 2025年版 (16日)

マクロ経済:物価上昇率(CPI)  ベトナムの消費者物価指数(CPI)の推移を見ると、2000年代から2010年代初頭にかけては変動が大きく、インフレ圧力の強い局面が繰り返し生じていた。2008年には+23.0%、2011年に...

テト間近のホーチミン中心部、1日4万VNDで「寝床を買う」人々 (15日)

 ホーチミン市には今も、1日4万VND(約240円)で「寝床を買う」人々が暮らす集落が存在する。ここでは、旧ビンディン省(現在の南中部地方ザライ省)出身の行商人たちが、テト(旧正月)を目前に控えた夜ごと、重い天...

【日系】2025年ベトジョー記事アクセス数ランキング (16日)

 VIETJOベトナムニュースが2025年に配信した「日系」カテゴリの記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:日本の製造業の有望事業展開先、ベトナムは3位に後退

【社会】2025年ベトジョー記事アクセス数ランキング (16日)

 VIETJOベトナムニュースが2025年に配信した「社会」カテゴリの記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:血のスープを食べた17人が病院に搬送、男性2人が死亡

ベトナム経済を振り返る:対外収支編 2025年版 (14日)

マクロ経済:対外収支  近年のベトナムの対外収支は、輸出の拡大、安定的な外資流入、在外ベトナム人による本国送金といった構造的な強みに支えられ、底堅さを維持している。一方で、世界的な金融環境の変化...

ベトナム経済を振り返る:国内総生産(GDP)成長率編 2025年版 (14日)

ベトナムのマクロ経済と金融市場  ベトナム経済は近年、高い実質国内総生産(GDP)成長率を維持している。製造業を軸とする輸出の拡大と安定的な海外直接投資(FDI)の流入を背景に、東南アジア有数の成長市場と...

ホーチミン:2月16日夜に中心部で交通規制、テト花火打ち上げで (14日)

 ホーチミン市警察交通警察部(PC08)は、2026年のテト(旧正月)を祝う打ち上げ花火の実施に伴い、市内の複数の道路で交通規制を実施すると発表した。花火は旧暦元旦にあたる2月17日(火)の午前0時から15分間にわた...

中国の美団、ベトナムのフードデリバリー市場に参入準備 (13日)

 中国のフードデリバリー大手である美団(Meituan)が、ベトナム市場への参入準備を進めているようだ。ホーチミン市で法人を登録し、人材の募集も開始した。  税務登録情報によると、ベトナム現地法人のメイト...

26年1月新車販売台数、前年同月比約2倍も前月比減 前年の反動 (13日)

 2026年1月の自動車市場は、前年同月比では大幅増となったが、前月比では減少し、実勢としては弱含んだ。年末商戦の反動減や消費者の慎重姿勢が影響したとみられる一方、不動産開発を中核とする民間複合企業

ホイアン:2月16日~19日は旧市街の入場チケット販売停止、見学可 (13日)

 南中部地方ダナン市ホイアン世界文化遺産保存センターは11日、2026年のテト(旧正月)にあたり、ホイアン旧市街でのチケット販売・観光案内業務を一時停止すると発表した。  チケット販売・観光案内業務は、2...

サングループ、ホーチミンの海沿いで大型ウォーターパークを開業 (13日)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)は12日、ホーチミン市フオックタン街区(旧バリア・ブンタウ省ブンタウ市)の海沿いで大型ウォーターパーク「サンワールド・ブンタウ・アクアアドベンチャー(Sun...

ホーチミン:ベンタイン市場前の棺桶パフォーマンス、11人に有罪 (13日)

 ホーチミン市第1地域人民裁判所は10日、2025年2月25日にベンタイン市場前で黒づくめの集団が棺桶を担いでパレードした事件の被告11人に有罪判決を下した。  裁判所は、被告らが道路を逆走し、交差点を横断...

ハノイ・メトロ、テト期間中の9日間は無料運行 (13日)

 ハノイ市の都市鉄道(メトロ)を運営するハノイ・メトロ(Hanoi Metro)は、2月14日~22日(旧暦12月27日~1月6日)のテト(旧正月)期間中、メトロ2A号線(カットリン~ハドン区間)と3号線(ニョン~ハノイ駅区間)の両路...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved