(C) vietnamnet 死亡したゾウ |
南中部高原地方ダクラク省ブオンドン郡クロンナー村で8日、観光客向けの「象乗りツアー」に従事していた40歳の雄のゾウ1頭が、過労により死亡した。
死亡したのは、同村に住む少数民族のイ・カ・トゥックさんが飼育していたゾウで、1頭の価値は約7億VND(約395万円)相当にも上るとされている。ゾウの死後、トゥックさんの一家と同村の村民は伝統的な風習に従って葬儀を行った。
ゾウにとっての40歳は、人間の年齢に換算すると70歳前後に当たる。しかし同省では観光客を背中に乗せて森の中を散歩する「象乗りツアー」が人気を集めており、今回死亡したゾウのように高齢でも繁忙期には1頭当たり毎日数十人の観光客を乗せているという。
なお、同省ではこの数年間、ゾウが観光サービスのために酷使され、過労死するケースが後を絶たない。こうした状況を背景に、ゾウの群れを保護する案が同省人民評議会により承認されているが、これまでに具体的な活動は行われていない。
・ ダクラク省:象乗りツアーから「ゾウに優しい観光モデル」に転換へ (2020/11/16)
・ ダクラク省:100m走にサッカー、高齢も酷使され続けるゾウ (2019/03/20)
・ ダクラク省:続くゾウの酷使、テトの「象乗りツアー」で15頭が3万人運ぶ (2017/02/17)
・ ダクラク省:国内最大の野生ゾウの群れの保護でWWFと協力 (2016/12/19)
・ ドンナイ省:半野生ゾウが妊娠、ベトナム初―個体の保全に期待 (2016/12/14)
・ ダラット:ゾウのしっぽ切断事件、4カ月で3回目 (2010/09/01)
・ ザライ省:観光名所のゾウ村、今は昔に (2008/07/01)
・ ダクラク省のアジアゾウ、絶滅の危機 (2005/12/12)

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