ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

米軍空輸作戦でサイゴンを脱出した子供達、40年経ちDNA鑑定で実親探し

2015/04/10 17:09 JST配信
(C)  vnexpress, 箱に入れられ空輸される子供たち
(C) vnexpress, 箱に入れられ空輸される子供たち 写真の拡大.
(C)  vnexpress, 幼き日のシャンタル・デエクさん
(C) vnexpress, 幼き日のシャンタル・デエクさん 写真の拡大

 オーストラリア在住のシャンタル・デエクさん(女性)は今から40年前、米軍の「オペレーション・ベビーリフト」により、他の約300人の子供たちと共にサイゴンを脱出し、オーストラリアへと渡った。「オペレーション・ベビーリフト」とは、サイゴン陥落(1975年4月30日)前のベトナム戦争末期に米軍が行った南ベトナムの孤児を国外へ避難させる空輸作戦。

 その後、オーストラリア人夫婦の養子となったシャンタルさんは、大人になるまで自分のルーツについて、深く考えたことがなかった。しかし、自分が母親になってからは、自分にそっくりな我が子を抱きしめては、「自分はいったい誰に似ているのだろう?」と思うようになり、実の親を探すことを決意した。既に何年も探しているが、まだ実親は見つかっていないという。

 シャンタルさんは4月に、再びホーチミン市を訪れ、40年前にサイゴンを脱出した同じ境遇の人々が集まる会合に参加するという。多くの人々が何年もかけて実の親を探しており、このうち一部の人は、DNA鑑定のためのサンプルを提出している。

 DNA鑑定では、既に両親が見つかった例もある。米国在住のトリシア・ヒューストンさん(女性)がその一人だ。彼女はFacebookの書き込みで、38年前に生き別れになった娘を探しているベトナム人男性の存在を知り、自分の父親ではないかと思い、DNA鑑定を行った結果、親子であることが明らかとなった。彼女もまた、今月ホーチミン市を訪れ、父親と再会する予定だという。

【関連記事】

ベトナム戦争の孤児ら乗せた米軍機「ベビーリフト」墜落から50年 (2025/04/13)
ベビーリフトで米国へ、母親との再会を夢見るベトナム出身の女性 (2022/11/20)
ベビーリフトで米国へ渡った女性、44年ぶりに産みの母と再会 (2019/11/17)
2人のマルティーヌ、アフリカに渡り王女となったベトナム人少女たちの運命 (2019/09/15)
生まれてすぐにフランス人の養子になった女性、SNSで産みの母と再会 (2019/09/10)
生き別れの米軍兵とベトナム人女性、Facebookで半世紀ぶりに繋がる (2019/06/29)
運命の巡り会わせ、ベトナム人とフランス人の2人の母を持つ少女 (2018/09/02)
元米軍兵士と戦争の落とし子、40年の時を経て再会 (2014/06/15)

[Anh Ngọc Vnexpress 7/4/2015 | 08:45 GMT+7U].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
VNインデックス、年初2営業日で1800突破 史上最高値更新 (18:22)

 2026年に入り、ベトナム株式市場は力強いスタートを切った。VNインデックスは年初わずか2営業日で1800を突破した。  6日のVNインデックスは+27.87ポイント(+1.56%)高の1816.27の高値圏で引け、史上最高値...

25年のFDI認可額、実行額が直近5年間で最高水準(推定値) (18:11)

 財政省傘下海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年のFDI認可額(推定値)は前年比+0.5%増の384億2000万USD(約6兆円)となった。  海外投資家の信頼感の高まりも投資動向...

ベトテル子会社、農産物B2B向けECプラットフォームを発表 (14:33)

 国防省傘下ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)子会社のベトテル・デジタルサービス総公社(ベトテル・デジタル=Viettel Digital)は5日、農産物分野における企業間取引(B2B)向けの電子商取引(EC)...

世界のベトナム人街を訪ねて【ヤンゴン編・前編】 (4日)

(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は

動画広告の強制視聴は最長5秒、広告法を具体化する新政令 (13:09)

 広告法の一部条項をガイダンスする政令第342号/2025/ND-CPが2月15日から施行される。同政令では、オンライン広告の静止画像広告について、広告を閉じるまでの待機時間を設定してはならないと定めている。また、...

25年GDP成長率+8.02%(推定値)、関税下でも輸出主導で目標達成 (13:01)

 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2025年の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は前年比+8.02%で、前年の成長率を上回り、国会目標の+8.0%以上を達成した。2011~2025年の期間で2022年に次ぐ高い成長率だった...

新暦正月の観光収入、5省・市で1兆VND越え ホーチミンがトップ (6:59)

 2026年の新暦正月に伴う4連休(1月1日~4日)では、全国各地で観光収入が増加し、複数の省・市で観光収入が1兆VND(約60億円)を上回った。このうち、ホーチミン市は観光収入と訪問者数でトップに立った。  今...

ベトナム航空、機内インターネット接続サービスを開始 (6:23)

 全日空(ANA)が出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は1月1日、機内インターネット接続サービスを開始した。これにより、乗客は飛行中でも

通話アプリ「Zalo」、個人情報保護法施行で本人確認方法を変更 (5:47)

 通話やメッセージング、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のマルチプラットフォーム「ザロ(Zalo)」は2026年1月初めに、ユーザーアカウントの本人確認方法を変更した。従来の身分証明書と顔写真の提...

新暦正月4連休中の交通事故、死者94人 負傷者154人 (5:05)

 公安省交通警察局が発表した速報によると、2026年の新暦正月に伴う4連休(1月1日~4日)に全国で発生した交通事故件数は196件で、死亡者数は94人、負傷者数は154人だった。  4連休中に発生した全ての交通事故...

トヨタ・ベトナム、初のベトナム系会長が就任 経営陣刷新 (4:19)

 トヨタ・ベトナム(TMV)は2026年1月からの人事異動として、新会長と新社長の就任を発表した。新会長にはティエン・クオック・ハオ氏が就任した。同氏はホーチミン市出身で、同社初のベトナム系会長となる。なお...

整形して25年間逃亡、殺人と麻薬密売容疑の女を潜伏先ラオスで逮捕 (3:54)

 北中部地方クアンチ省警察は12月30日、殺人と麻薬密売の容疑で指名手配されていたグエン・ティ・ベー容疑者(女・57歳)を逮捕したと発表した。同容疑者は整形して25年間も逃亡生活を続け、潜伏先のラオス・サワ...

25年12月の製造業景況感PMI、高水準を維持 6か月連続改善基調 (2:04)

 米国のS&Pグローバル(S&P Global)が発表した2025年12月のベトナム・PMI(製造業購買担当者指数)は53.0となり、11月の53.8からやや低下したものの、50を上回る水準を維持した。これにより、製造業の景況感改善は6...

ベトナム、米国のベネズエラ攻撃に「深刻な懸念」表明 (5日)

 ベトナム外務省のファム・トゥー・ハン報道官は3日に開かれた定例記者会見で、米国がベネズエラを攻撃したことについて記者に質問され、「深刻な懸念事項である」と述べた。ベトナムとベネズエラは1989年12月に...

ベトナム、経済で「高い成果」を示した国に選出 世銀報告書 (5日)

 世界銀行(WB)が12月30日に公表した報告書「ビジネス環境(B-Ready)」2025年版によると、ベトナムは高い経済の成果を示した国・地域の1つに挙げられた。  報告書では、評価の枠組みの3本柱である「法制度」、...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved