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南中部沿岸地方ダナン市タインケー郡タインケータイ街区の住民らは12日と13日、同市のフーロック下水処理場からフーロック運河までを結ぶ下水道の出口を、砂や小石、セメントなどで埋め立てた。同下水処理場から排出される下水の放つ悪臭に長い間悩まされてきた地元住民らは、資金を出し合い、ついに自分たちの手で埋め立てに踏み切った。
同下水処理場が2008年に稼動を開始して以来、地元住民らは悪臭に耐えながらの生活を余儀なくされている。ある住民は、「悪臭のため、家の中でも1日中マスクをしていなければならない。食欲は出ないし、子供は呼吸器疾患でしょっちゅう入院するし…」と苦情を訴えている。夜間は特に悪臭が強いという。
地元住民らが強い態度を示していることを受け、同下水処理場の運営社は、同街区人民委員会と協力して住民との会合に臨み、悪臭問題の対策を講じることを約束した。
同市当局は、問題を解決するため市予算から1370億VND(約7億5300万円)を投じて同下水処理場を改良し、1日当たりの処理能力を4万m3に引き上げる。同プロジェクトは6月から展開し、2015年中に完了する見通し。2017年には、更に850億VND(約4億7000万円)を投じて1日当たりの処理能力を8万m3に引き上げる計画だ。