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世界銀行(WB)は、同行が融資する紅河デルタ地方交通開発案件(WB6)およびメコンデルタ地方交通インフラ開発案件(WB5)の入札書類を操作し、虚偽のデータを意図的に盛り込んで契約を落札した請負業者3社に対し、一時的に同行の融資案件への入札を禁止することを決定した。
調査結果によると、◇ミンアイン株式会社(Minh Anh)、◇アンホア有限会社(An Hoa)、◇タンロイグループ有限会社(Thang Loi Group)の3社は、入札資格を満たすため入札時の提出書類に自社の社歴や施工実績を実際よりも水増しして記載していたことが分かった。
3社に対する入札禁止期間は以下の通り。
◇ミンアイン:2016年10月12日から14か月間
◇タンロイグループ:2016年4月5日から4年間
◇アンホア:2016年7月26日から5年間
WBとアジア開発銀行(ADB)が締結している合意に従って、WBから処分を受ける業者はADBからも同様の扱いを受けることになっている。なお、3社が請け負った各工事はいずれも計画通りに進み、投資主に引き渡されている。