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13人死亡の高層マンション大火災、投資主の元社長を逮捕

2018/04/24 06:15 JST配信
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 3月下旬にホーチミン市8区16街区ボーバンキエット通り(Vo Van Kiet)の高層マンション「カリナ・プラザ(Carina Plaza)」で13人が死亡する深刻な大火災が発生したことを受けて、同市警察は20日、同マンションの投資主であるフンタイン建設貿易サービス製造有限会社(Hung Thanh)の元社長グエン・バン・トゥン容疑者(男・41歳)を消防規定違反容疑で逮捕した。

 同容疑者はこれに先立ち、フンタイン社の親会社である577不動産[NBB](NBB Investment Corporation)に社長職を解任されている。

 捜査の結果、フンタイン社が同マンションに消防設備を十分に設置せず、また設置済みの消防設備についても保守・メンテナンスを行っていなかったため、火災発生時に自動消火装置や避難誘導システムなどが稼動しなかったことが分かっている。

 この火災により、13人が死亡、90人が重軽傷で入院し、地下駐車場に停まっていたバイク340台と自動車17台が炎上した。地下駐車場に停まっていたバイクから出火し、黒煙とともに火の手が上層階へ広がったことが確認された。

 同マンションの管理について、フンタイン社はサイゴン不動産サービス株式会社(SEJCO)と契約を締結しており、同社に消防システムや駐車場などを委託している。

 ホーチミン市当局は2012年から2017年まで21回にわたって同マンションの消防設備の検査を実施し、うち3回の検査で自動消火装置の故障を発見した。直近に行われた2017年末の検査では違反が発見されなかったにもかかわらず、火災発生時は自動消火装置も避難誘導システムも稼動しなかった。

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