ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

全国の男性同性愛者数17万人、HIV感染率が増加傾向

2018/06/12 04:26 ICT配信

 保健省HIV/エイズ予防局が7日に発表した報告によると、これまでは年間3万人が新たにHIVに感染していたが、近年では年間1万人とHIV新規感染者数は減少傾向にあるという。しかし、感染経路は麻薬使用時の注射器が占める割合が減少傾向にある一方で、男性同性愛者間における性交渉による感染が増加している。

 男性同性愛者数は15~49歳の男性人口の0.7%で、17万人に相当する。男性同性愛者間における性交渉によるHIV感染者数は2013年の4%から現在は12%に増加しており、年間に+2%ずつ増加していることになる。専門家らは男性同性愛者間における性交渉によるHIV感染の危険性を警告レベルと指摘している。

 ハノイ市内で実施された研究によると、男性同性愛者800人分のの血液サンプル中で12%でHIV感染が確認された。また、感染者のうち37%が感染から6か月未満の新規感染者であるほか、感染者のうち50%以上が22歳以下だった。この結果から、男性同性愛者の新規感染率は平均より高く、平均より若い年齢で感染していることが明らかになった。

 性交渉時のコンドーム使用率は売春婦で80%であるのに対して、男性同性愛者間では非常に低く、60%に満たない。

 これまで国や自治体では注射針が誤って身体に刺さってしまった人やHIV感染者の血液に接触した人に対してのみHIV感染予防プログラムを実施してきた。しかし、ハノイ市とホーチミン市では男性同性愛者で性交渉をもつ人を対象にHIV予防プログラムを試験的に実施したところ高い成果が出ており、今後はより広く展開していく予定だ。

 また、母子感染については2020年までに2%へと削減することが目標に掲げられている。2017年にHIV感染妊婦が出産した赤ちゃんは1828人。このうち99%の妊婦は抗レトロウイルス(ARV)療法を受けた。また、新生児の100%が早期にHIV感染状況の診断を受けた。しかしHIV検査を受ける妊婦は妊婦全体の50%にとどまっている。

【関連記事】

・ 「同性愛売春取締の法整備急務」、ホーチミン市当局が法改正提案 (2024/03/18)
・ 国内初のHIV感染者確認から30年、検査と治療の多様化でHIV撲滅目指す (2020/12/05)
・ HIV感染者を年1000人未満に、30年にエイズの流行終息が目標 (2020/09/03)
・ 山岳地域住民にコンドームの無料配布を計画、クアンナム省―90万円投資 (2019/08/29)
・ エイズ孤児の養護に人生を捧げる司祭 (2018/08/19)
・ 17年のHIV新規感染者数9800人、男性同性愛者で増加傾向 (2018/02/02)
・ 年初5か月のHIV新規感染者数3500人、2大都市で増加傾向 (2017/08/09)
・ ホーチミン:マッサージ店装った男性同性愛者向け風俗店を摘発 (2017/05/23)
・ ホーチミン:「男娼」たちの客待ち通り (2015/04/03)
・ コンドームをネットで販売する若者、HIV感染防止のため (2013/10/25)
・ ホーチミン:「男娼」や同性愛売春の増加に当局懸念 (2013/05/22)

[Phuong Trang, VnExpress, 8/6/2018, 00:03 (GMT+7), T].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
ハノイで「空飛ぶタクシー」実証実験へ、市当局と地場企業が協力 (4:34)

 ハノイ市科学技術局と地場投資・テクノロジー企業のフンベト(Hung Viet)は28日、同市における低空経済(Low-Altitude Economy=LAE)の開発モデルの構築に向け、自動操縦型の「空飛ぶタクシー」を用いた実証実験(...

中秋節の月餅、EC市場で売上6割増 ティックトックショップが席巻 (4:21)

 2026年の中秋節(旧暦8月15日=新暦9月25日)のシーズンに、ベトナムの電子商取引(eコマース=EC)市場では月餅の売上高が大幅に増加した。  ECデータを手掛けるメトリック(Metric)の報告によると、8月19日か...

ダナン:五行山の世界遺産登録目指す、複合遺産として推薦準備 (3:54)

 南中部地方ダナン市は、同市グーハインソン街区(phường Ngũ Hành Sơn、旧グーハインソン区)にある観光名所「五行山(グーハインソン=Ngũ Hành Sơn)」について、国際...

21年で義肢1600本を無償製作、障がい者の自立支える元傷病兵の医師 (27日)

 医師のレ・タイン・ドーさん(男性・81歳)は、過去21年間にわたり、集合住宅にある自宅を工房に改装し、1600本以上の義手や義足を製作して傷病兵や障がい者に無償で提供し、社会復帰を支援してきた。  ある...

WEF旅行・観光開発指数ランキング、ベトナムは110か国中52位 (3:23)

 世界経済フォーラム(WEF)が発表した「2026年版旅行・観光開発指数(The Travel & Tourism Development Index 2026)」のランキングによると、ベトナムはスコアが4.15で世界110か国・地域中52位となった。2024年と...

ベトナムの越境QR決済、日本・インド・マレーシアでも展開へ (2:38)

 ベトナムの越境QRコード決済システム「VietQRGlobal」が日本、インド、マレーシアの3か国へ拡大する見通しとなった。ベトナム国家銀行(中央銀行)傘下のベトナム国家決済社(NAPAS)のグエン・ダン・フン副社長が...

神奈川県、ベトナムに海外事務所を開設 地方自治体初の試み (2:17)

 神奈川県と公益財団法人神奈川産業振興センター(KIP)は11月1日、ハノイ市に「ハノイ・神奈川経済貿易事務所」を開設する。  日本の地方自治体が主導してベトナムに海外事務所を設置するのは初めてとなる。 ...

UMI、ハノイ市科学技術局などと新素材やGX分野で協力覚書 (1:04)

 素材・化学分野に特化した投資活動を行うユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社(UMI、東京都中央区)は、ハノイ市のインフラ整備と経済社会発展に向け、新素材やグリーントランスフォーメーション...

河合塾グループ、ベトナムのVCファンドに投資実行 (0:50)

 河合塾グループの持株会社である株式会社KJホールディングス(東京都新宿区)は、ベトナムを中心とした東南アジアのスタートアップ企業に投資するベンチャーキャピタルのドゥー・ベンチャーズ(Do Ventures)が運営...

米USTDA、ホーチミンの集中型デジタル技術団地のFS調査を支援 (28日)

 米国貿易開発庁(USTDA)は、ホーチミン市における総面積300haの集中型デジタルテクノロジー団地「スタビアン・デジタルパーク(Stavian Digital Park)」の事業化調査(FS)に対する資金援助協定を締結した。  ...

ベトナムと北朝鮮の国防次官がハノイで会談、実質的協力を推進へ (28日)

 ハノイ市で24日午後、グエン・チュオン・タン国防次官(上将)と北朝鮮のリョ・チョルウン国防次官(上将)が国防次官級会談を行い、両国間の国防協力関係や共に関心を持つ国際・地域情勢について意見を交わした。 ...

ベカメックス東急、ビンズオン新都市で高級分譲マンション竣工 (28日)

 東急株式会社(東京都渋谷区)とホーチミン市人民委員会傘下の工業団地開発大手ベカメックスグループ[BCM](Becamex Group)の合弁会社であるベカメックス東急(BECAMEX TOKYU)は、ホー

ハノイ工科大学に「越日スペース」開設、関彰商事が支援 (28日)

 ハノイ市のハノイ工科大学(HUST)で18日、「越日スペース(Vietnam-Japan Space)」の開設・竣工式典が開催された。  同施設は、日本語や日本文化の学習支援、キャリア支援、先端技術分野における共同研究の推...

NTT e-MOIなど日越4社、ベトナムのデジタル農業分野で協力覚書 (28日)

 ローコードソフトウェア開発を強みとするNTT e-MOI(ハノイ市)、携帯通信大手ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)傘下のVNPT情報技術(VNPT-IT、ハノイ市)、ニイヌマ株...

グリーンSM、オランダでEV試行運行を開始 欧州2か国目 (28日)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクの車両リース・タクシー会社で、配車サービス「グリーン

越日・日越辞書(8万語収録)
©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved