ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

カオバン省:SNSで話題の新郎26歳、新婦61歳が挙式

2018/09/29 06:47 JST配信
(C) Vnexpress
(C) Vnexpress 写真の拡大.

 35歳差の姉さん女房の結婚がフェイスブック(Facebook)で拡散され話題になった、新婦のレ・ティ・トゥー・サオさん(61歳)と、新郎のチエウ・ホア・クオンさん(26歳)が20日、晴れて結婚式を執り行った。

 東北部地方カオバン省カオバン市ソンバン街区在住のサオさんはこの日、夫で赤ザオ族のクオンさんの祖母から母へと受け継がれてきた民族衣装を身にまとった。

 サオさんは8年ほど前に夫に先立たれ、2人の娘と暮らしながらスパと小さなカフェを商い生計を立てていた。建設現場の職人だったクオンさんはカフェの常連客で、他愛のない会話を重ねるうちに2人は親しくなり、サオさんは30km離れたクオンさんの自宅まで家事をしに通うようになったが、当時はあくまで弟の面倒をみているようなつもりだった。

 ところがある日、クオンさんは1輪の花を手に突如サオさんにプロポーズをした。「僕には絹も2階建ての家も車もない、あるのはこんな花くらいだ。こんな僕だけど結婚してくれないか」。しかし、クオンさんのことを弟のように思っていたサオさんは、このプロポーズを断った。

 それでもクオンさんは諦めず、これまで以上にサオさんを気に掛けて接していると、次第にサオさんもクオンさんが本気であることを理解し受け止めるようになっていった。そして遂に6月にプロポーズを受けることにしたのだ。

 そしてサオさんが年が大きく下回る男性と結婚するという情報が司法局から漏れて以来、2人は一躍時の人となった。世間からは祝福の声だけでなく誹謗中傷も多くめげそうになったこともあったが、夫の励ましで乗り越えてきた。「世間に何と言われても立ち向かい、僕たちらしく生きて、愛があればそれでいい。お互いに愛し合っているから結婚するんだと、夫が励ましてくれました」とサオさん。

 サオさんの過去も尊重したいというクオンさんの思いから、新婚の2人の家には、サオさんの亡き前夫の写真も飾られている。

 クオンさんの母親は56歳とサオさんよりも若い。しかし、サオさんは実の両親を早くに亡くしていることもあり、早くクオンさんの両親のことを「お父さん、お母さん」と呼びたいと願っている。

[Vnexpress 09:11 20/9/2018, T].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ベトナム人ラッパーがNFTで音楽アルバムを発売、国内初 (5日)

 ベトナム人ラッパーのPjpoは6月3日、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスの「ダゴラ(Dagora)」と協力し、NFT形式で音楽アルバム「131km」をリリースした。  NFTでの音楽アルバム発売はベトナムで初め...

ダナン:ヘリコプター遊覧ツアーを3年ぶり再開 (5日)

 南中部地方ダナン市で2日、ヘリコプター遊覧ツアーが正式に再開された。  国防省ベトナムヘリコプター総公社(VNH)傘下の北部ヘリコプター(VNH North)が運航するもので、景観鑑賞と最新の航空技術体験を融合...

北部最大のテーマパーク「ビンワンダーズ・ブーイエン」が開業 (5日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)は1日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市ブーイエン島(dao Vu Yen)に北部最大規模となるテーマパーク「ビンワンダーズ

8人兄弟の学者一族「グエン・ラン家」、故クオン氏を偲ぶ【後編】 (6/29)

 ベトナムを代表する考古学者・人類学者で、音楽家としても知られるグエン・ラン・クオン(Nguyen Lan Cuong)氏が2025年5月6日、ハノイ市のベトナム国家大学ハノイ校(ハノイ国家大学)医科薬科大学附属病院で死去...

小型EVタクシー「レッツゴー」、開業1年で500万人輸送 (4日)

 小型電気自動車(EV)タクシーに特化した「レッツゴー・タクシー(Let’s Go Taxi)」は、2024年5月にサービスを開始してから1年間で約500万人を輸送し、走行距離は1500万kmに達した。  レッツゴー・タク...

テトラパック、ホーチミンで食品用紙容器工場の第2期を落成 (4日)

 食品用紙容器の開発・製造を手掛けるスウェーデンのテトラパック(Tetra Pak)は3日、ホーチミン市ビンタン街区(phuong Vinh Tan)の第2ベトナム・シンガポールA工業団地(VSIP2-A)工業団地にある食品用・飲料用紙...

サングループ、ホーチミンで社会・都市交通インフラ整備を提案 (4日)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)はこのほど、ホーチミン市人民委員会に対して、社会インフラおよび都市交通インフラに関する複数の大型プロジェクトの投資を提案した。これらの案件は官民パー...

地場NCS、AI活用のサイバーセキュリティエコシステムを発表 (4日)

 ベトナム国家サイバーセキュリティテクノロジー(Vietnam National Cyber Security Technology Corporation=NCS)は2日、企業や組織のセキュリティ対策を強化するための人工知能(AI)を活用したサイバーセキュリ...

クアンニン省:年末まで毎週末に打ち上げ花火を実施 (4日)

 東北部地方クアンニン省人民委員会は、同省文化スポーツ観光局の提案を受け、2025年7月4日から2026年1月1日までの毎週末(金・土)に、打ち上げ花火を実施することを決定した。地元住民や観光客向けのイベントと...

FPT、AIエージェント教育プログラムを導入 インド企業と提携 (4日)

 ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は1日、インドの情報技術(IT)教育組織ジェットキング(Jetking)との間で、人工知能(AI)エージェント教育プログラムの

AI関連の地場スタートアップ「AI Hay」、1000万USD調達 (4日)

 人工知能(AI)を活用した検索プラットフォームを開発する地場スタートアップのAIハイ(AI Hay)はこのほど、東南アジアを中心にテクノロジー分野のスタートアップ企業に投資するアルゴー・キャピタル(Argor Capita...

6月のベトジョー記事アクセス数ランキング (4日)

 VIETJOベトナムニュースが6月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:個人事業主への電子請求書義務化、店舗が敬遠で現金決済に逆戻り

6月のベトジョー記事10選:省・市再編の決議採択、国会閉幕など (4日)

 6月は、第15期(2021年~2026年任期)国会第9回会議が閉幕しました。今国会では、34本の法律を可決し、14本の決議を採択しました。  国会では、全国63省・市の行政区を大幅に削減して34省・市とする行政区再...

クアンガイ省:ズンクアット経済区で新都市区開発、投資方針承認 (4日)

 チャン・ホン・ハー副首相はこのほど、南中部地方クアンガイ省ズンクアット経済区内でのズンクアット東南新都市区北側・南側の2件の開発案件の投資方針を承認する決定に署名した。  ズンクアット東南新都市...

ベトナム航空、ダナン~大阪線を約5年ぶり運航再開 (4日)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は3日、2020年以来約5年ぶりにダナン~大阪線(VN336/VN337)の運航を再開した。同路線は週4便の運航となる。  ベトナム航空は同

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved