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ベトナム共産党ホーチミン市支部はこのほど、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)管理委員会(MAUR)副委員長 兼 党委書記のホアン・ニュー・クオン氏を警告処分とした。
党員は海外渡航にあたって管轄機関から事前に許可を取らなければならないと規定されているが、同氏は2018年12月に許可を得ることなくベトナムを出国して米国に渡った。同氏はこれまで数度にわたり「家庭の事情」を理由に辞任届を提出したことがあるが、いずれも受理されていない。
ベトナム共産党ホーチミン市支部はこれに先立ち今年1月、クオン氏が務める党委書記の役職について職務停止処分を下している。クオン副委員長はこのほど3か月ぶりに帰国し、21日になってMAURの職務に復帰した。
なお、同市人民委員会は今年1月初め、辞意を表明していたMAUR委員長のレ・グエン・ミン・クアン氏の解任を決定し、ブイ・スアン・クオン交通運輸局長をMAURの委員長に任命している。
MAURの人事が大きく変動している背景には、同委員会が実施しているメトロ1号線建設案件について、同市人民委員会やMAURをはじめとする複数の機関の多くの違反が指摘されたことがあり、ホアン・ニュー・クオン氏はこれに深く関与したと見られている。
同案件の投資総額は17兆3252億VND(約830億円)から47兆3252億VND(約2300億円)へと違法に上方修正され、調整の際に引き上げ分のファイナンススキームを確保しなかった。資金不足が原因で、2012年の着工から6年以上が経過した2019年2月現在も完成率は62%程度に留まっている。
・ ホーチミン:メトロ1号線、開通は1年遅れの2021年初め (2019/03/26)
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・ ホーチミン:メトロ1号線に複数の違反、国家会計監査委員会が指摘 (2018/12/27)

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