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ホー・チ・ミン廟保護指令部委員のカオ・ディン・キエム少将はこのほど開かれた国防省の記者会見で、故ホー・チ・ミン主席の遺体に永久保存処理が施された1969年から今年で50年を迎えることを受けて、同司令部は遺体の保存状態を評価するためにベトナムとロシアで科学評議会を設立することを政府に報告していると明らかにした。
遺体の永久保存に使われるエンバーミング技術は、旧ソ連で建国者のウラジーミル・レーニンに初めて施され、その後は中国共産党の初代中央委員会主席として知られる故毛沢東主席やホー・チ・ミン廟に安置されている故ホー・チ・ミン主席の遺体にも施された。これらは「世界三大保存遺体」と呼ばれている。
キエム少将は会見で、故ホー・チ・ミン主席の遺体を50年間にわたり保存し続けてきたことは同部にとって最大の業績だと述べた。キエム少将によれば、1968年から1975年までの初めの6年間は最も困難の多い時代だったという。
遺体を保存するうえでのインフラ面に制約があり、職員の専門性もまだ高くなかったほか、高温多湿なベトナムの過酷な環境だけでなく、当時は国全体が貧しかった。そこにベトナム戦争が重なり、さらにソ連崩壊によりソ連からの支援が途絶えたことも影響した。
また、当初ソ連はエンバーミング技術に使用する保存液の詳細を極秘にしていたため、ベトナムの担当グループは作業に使われた脱脂綿に残った溶液を分析研究したという。しかし、1992年に技術移転を受けたことで保存液の自主製造が可能になった。
当初は、完成した保存液はロシアで品質検査を行うことが決められていたが、交渉を重ねた末に2004年からはベトナムで製造から検査までを一手にできるようになった。こでまでに15回にわたりベトナム国内で保存液が自主製造され、使用されている。
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