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フランスの製薬会社サノフィ・パスツール(Sanofi Pasteur)社が開発した世界初のデング熱ワクチン「デングワクシア(Dengvaxia)」は、5月1日時点で世界54か国で認可され流通している。ベトナムでは現在、国家道徳評議会(保健省)が認可に向けて審査を実施している。
 サノフィは20年余り前からデング熱ワクチンの研究を行い、2011~2017年にかけて10か国でワクチンの安全性と効果に関する臨床試験を実施した。東南アジア5か国(◇インドネシア、◇マレーシア、◇フィリピン、◇タイ、◇ベトナム)では2~14歳の子供1万0275人、中南米5か国(◇ブラジル、◇コロンビア、◇ホンジュラス、◇メキシコ、◇プエルトリコ)では9~16歳の子供2万0986人を対象に実施。その結果、デング熱感染歴のある9~16歳の子供に予防効果が確認された。
 ベトナムではホーチミン市パスツール研究所が臨床試験に参加。2011年からメコンデルタ地方のティエンザン省ミトー市とアンザン省ロンスエン市で2~14歳の子供2336人を対象に実施され、安全性が確認された。同研究所のデング熱研究グループが、研究結果を国家道徳評議会に提出し、認可を待っている段階だ。サノフィは、ベトナムで認可されれば優先的にワクチンを供給することを約束している。
 
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