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パキスタン人パイロットの免許不正取得疑惑について、在ハノイ・パキスタン大使館はパキスタン人パイロットの書類の審査結果に関する公文書を交通運輸省傘下ベトナム民間航空局(CAAV)に送付した。
CAAVはこれに先立ち、ベトナムの航空会社で就業するための飛行ライセンスを発行したパキスタン人パイロット27人の書類をパキスタン当局宛てに送付し、審査の協力を要請した。
パキスタン側は、契約終了または新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により帰国している15人を除き、ベトナムの航空会社と契約を締結している12人について書類審査を行った。
審査の結果、12人中9人が免許を合法的に取得したことが確認された。残る3人については引き続き審査中。CAAVによると、27人はいずれも過去に業務遂行上で飛行安全のトラブルなどは起こしていない。
なお、6月下旬時点で、ベトナムで就業している外国人パイロットは1223人いる。CAAVは外国人パイロットの免許を審査し、学科試験とフライトシミュレーターでの実技試験を実施した上で、ベトナムで就業するための飛行ライセンスを発行する流れとなっている。