ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ベトナムから帰国の日本人、成田で新型コロナ陽性

2020/08/02 12:04 JST配信
(C) tuoitre
(C) tuoitre

 ベトナムから日本に帰国した日本人男性(75歳)が1日、成田国際空港到着時に受けた新型コロナウイルス検査で陽性と判明した。南中部高原地方ラムドン省ラックズオン郡人民委員会が同日夜に明らかにした。

 この男性はラックズオン郡にある会社の社長で、7月31日にラムドン省リエンクオン国際空港からベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のVN7385便でホーチミン市タンソンニャット国際空港に移動し、同日夜に成田行きの便に搭乗した。

 成田到着後、空港での検査で陽性となり、入国後そのまま隔離施設に移り、ベトナム側の社員に現地当局へ報告するよう連絡したという。

 これを受けてラムドン省当局は、現時点で男性の感染は確定していないとしながらも、男性が勤める会社の社員23人と現地で男性と接触した人々を隔離したほか、ラックズオン郡のオフィスを封鎖するなど、感染拡大予防策を講じている。接触者およびその家族は新型コロナウイルスの検査を受け、結果を待っている。

 男性はこれに先立つ7月17日午前にVN7385便でラムドン省からホーチミン市に移動。空港から1区リートゥチョン(Ly Tu Trong)通りにあるカレー専門店「CoCo壱番屋(CoCo Ichibanya)」へ行き、その後ビンタイン区、2区などの複数の場所を訪れた。同日は4区のリバーゲート・レジデンス(RiverGate Residence)に宿泊した。

 翌18日もホーチミン市に滞在し、1区レズアン(Le Duan)通りのイタリアンレストラン「バジリコ(Basilico)」へ行った後、タンビン区の「ナムアンマーケット(Nam An Market)」に立ち寄ってからタンフー区の「イオンモール・タンフーセラドン(Aeon Mall Tan Phu Celadon)へ向かった。その後、12~14時ごろに4区のホテルへ戻った。

 19日午後にジェットスター・パシフィック(Jetstar Pacific Airways=JPA)のBL352便でホーチミン市からラムドン省へ戻り、ダラット市のアナダホテル&スイーツ(Anada Hotel & Suites)に宿泊。20日から28日まで同ホテルからラックズオン郡の会社に出勤した。

 この間、ダラット特産品専門店「Ngon La Da Lat」、市内の日系企業、スーパーマーケット「ビッグCダラット(BigC Da Lat)」を訪れた。29~30日にも会社のほか、ダラット市内の日系企業やカフェ、ファストフード店など複数の場所を訪れたという。

 ラムドン省保健局によると、日本到着後も男性は熱や咳などの症状がないという。男性は6日に2回目の新型コロナ検査を受ける予定だ。

最終更新:2020年8月2日 16:07JST

【関連記事】

日本到着時に新型コロナ陽性のベトナム人、ニャチャンで接触者5人を隔離 (2020/08/13)
ベトナムから日本到着の2人、空港検疫で新型コロナ陽性 いずれも無症状 (2020/08/11)
ベトナム帰りで新型コロナ陽性の日本人社長、2回陰性で隔離解除 (2020/08/10)
ベトナム帰りでコロナ陽性の日本人社長、隔離された社員らに謝罪 (2020/08/07)
新型コロナ、ダナンとクアンナムで31人の新規感染 延べ652人に 死者6人 (2020/08/04)
バンメトート、3日から社会的隔離措置 市中感染3人 (2020/08/03)
7省・市で31人の新型コロナ感染確認、累計621人に 死者6人 (2020/08/03)
新型コロナ、ベトナム国内の死者6人に 当局が埋葬方針示す (2020/08/03)

[Tuoi Tre 22:20 01/08/2020, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ホーチミンに自由貿易区を設立、国会決議 (15:07)

 国会は11日、ホーチミン市に自由貿易区を設立して投資を誘致し、地域経済の中心地とするための特別制度の試行に関する決議を賛成多数で採択した。同市の開発にかかる特別制度の試行に関する2023年の国会決議第9...

国会、司法関連の法律2本を可決 受刑者の権利と義務を規定 (15:01)

 国会は10日、改正刑事判決執行法および拘留・勾留・居住地制限措置に関する法律を含む、司法に関連する法律2本を可決した。  このうち、改正刑事判決執行法は15章180条で構成され、2026年7月1日に施行され...

国会、国家管理関連の法律4本を可決 汚職防止規制強化 (14:28)

 国会は10日、◇汚職防止法の一部を改正・補足する法律、◇改正国会・人民評議会監視活動法、◇国民対話法・苦情申し立て法・告発法の一部を改正・補足する法律、◇国際条約法の一部を改正・補足する法律を含む、国...

車いすでピックルボールに打ち込む人々 (7日)

 グエン・バン・フアンさん(男性・40歳)は毎週、東北部地方クアンニン省からハノイ市まで100km以上の道のりを三輪バイクで走り、ピックルボールに打ち込んでいる。フアンさんにとって、ピックルボールは障がいへ...

25年1~11月期の新規設立企業17.8万社、前年同期比+20.9%増 (14:14)

 財政省傘下統計局(NSO)が発表したデータによると、2025年1~11月期に全国で新規設立された企業は前年同期比+20.9%増の17万7993社、登録資本金の合計は同+20.9%増の1753兆2190億VND(約10兆3000億円)だった。同...

フェニカーと韓国緑十字、健康診断施設をハノイに開業 (13:11)

 韓国の製薬会社である緑十字ホールディングス(GC Holdings=GC)はこのほど、ハノイ市で健康診断施設「GC&フェニカー・ヘルスケアセンター(GC&Phenikaa Healthcare Center)」を開業した。  同施設は、地場...

25年11月新車販売台数統計、月間販売台数は年内最多 (13:04)

 ベトナム自動車工業会(VAMA)の発表によると、2025年11月におけるVAMA加盟企業とVAMA非加盟企業を合わせた新車販売台数(TCモーターおよびビンファスト=VinFast含まず)は前月比+4%増、前年同月比では▲11%減の3...

国会、交通・インフラ関連の法律3本を可決 遅延・欠航の補償など (6:52)

 国会は10日、◇改正民間航空法、◇改正建設法、◇改正計画法の交通・インフラ関連の法律3本を可決した。  このうち、改正民間航空法は11章107条で構成され、2026年7月1日に施行される。  注目すべき点とし...

国会、社会・経済関連の法律14本を可決 報道規制の強化など (6:22)

 国会は10日と11日、社会・経済分野に関する14本の法律を可決した。可決された法律は以下の通り。 ◇改正報道法 ◇疾病予防法 ◇改正大学教育法 ◇改正投資法 ◇改正預金保険法 ◇改正国家準備法 ◇破産再生

財政省、暗号資産取引市場の管理委員会を設立 (5:55)

 国家証券委員会(SSC)は10日、財政省が「暗号資産取引市場管理委員会」を設立したと発表した。同委員会は、暗号資産市場を専門的に監督する国内初の機関となる。SSCのブイ・ホアン・ハイ副委員長が、暗号資産取...

国会、ザービン国際空港プロジェクトの実施を承認 (5:39)

 国会は11日、北部紅河デルタ地方バクニン省で計画されているザービン国際空港建設プロジェクトの投資方針を承認する決議を採択した。投資総額は約196兆3780億VND(約1兆1600億円)となる見通しだ。  同空港は...

日越の環境省、企業の温室効果ガス排出量の透明性向上へ (4:13)

 日本の環境省は、ベトナム農業環境省とコ・イノベーションのための透明性パートナーシップ(PaSTI)を通じた活動内容に関するオンライン会議を行った。  民間企業の透明性向上に向けて、ベトナムの温室効果ガ...

FPTとSCSK、新会社を設立 レガシーシステムの課題解決に貢献 (4:00)

 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、日本法人のFPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)を通じて、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインア

スプリックス、ハノイ工科大学傘下研究所と教育協力で覚書締結 (3:10)

 学習塾および教育関連事業を手掛ける株式会社スプリックス(東京都渋谷区)は4日、ハノイ工科大学(HUST)傘下のデジタル技術経済研究所(BK Fintech)との間で、ベトナムでの展開において協業関係にあるカオピーズ(K...

ホーチミン:新暦正月に市内4か所で打ち上げ花火 (2:36)

 ホーチミン市は、2026年の新暦正月を祝う打ち上げ花火の実施を計画している。打ち上げ花火は2026年1月1日(木)の午前0時から15分間にわたり実施する予定だ。  計画によると、◇サイゴン川トンネル入り口(アン...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved