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国防省は2日、北中部地方トゥアティエン・フエ省アールオイ郡(huyen A Luoi)にあるアーソー(A So)空港のダイオキシン除染プロジェクトを始動した。投資額は700億VND(約3億2000万円)で、2020年から2022年にかけて実施する。
フエ市中心部から約100km離れたところに位置するアーソー空港は、ベトナム戦争によるダイオキシン除染が深刻な地域の1つとなっている。
ベトナム戦争中、米軍はアールオイ郡のアーソー渓谷を野戦空港として使用していた。さらに、この地域は有害化学物質の保管場所でもあり、ベトナム中部に有害化学物質を散布するための米空軍の中継地点でもあった。
そのため、1961年から1971年にかけてアーソー空港、そしてトゥアティエン・フエ省全体がダイオキシンの深刻な影響を受けた。省内では1万6000人近くが、アールオイ郡だけでも約5000人が枯葉剤の被害に遭った。
今回のプロジェクトに向けた基礎調査の結果、アーソー空港のダイオキシン汚染エリアを面積約5ha、深さ平均0.7mと特定した。このうち6600m2のエリアは汚染が最も深刻だという。除染処理の必要がある汚染土壌の総量は3万5000m3となっている。
・ フエ:アーソー空港のダイオキシン汚染土壌処理が完了 (2023/10/27)
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・ リック国防相、ビエンホア空港ダイオキシン除去計画の早期展開を要求 (2019/02/18)

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