ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

新型コロナ、ハイズオン省とクアンニン省で82人が集団感染 ハイズオン省は社会的隔離措置

2021/01/28 15:36 JST配信
(C) tuoitre
(C) tuoitre 写真の拡大.

 保健省は28日正午、北部紅河デルタ地方ハイズオン省と東北部地方クアンニン省で集団感染が発生し、新型コロナウイルス陽性患者82人が新たに見つかったと発表した。

 82人のうち72人がハイズオン省、10人がクアンニン省在住。いずれも28日午前に感染が発表された1552人目の感染者(女性・34歳、ハイズオン省在住)と1553人目の感染者(男性・31歳、クアンニン省在住)の濃厚接触者(F1)だという。

 これに先立ち、28日午前に市中感染によりハイズオン省とクアンニン省の2人が新型コロナウイルスに感染したことが発表され、うち1552人目の感染者はベトナムから日本到着後に新型コロナウイルス感染症の変異株が確認された女性と接触があったことがわかっている。

 ただし当局は、日本に渡航する前の検査で陰性だったこと、また検査後に1552人目の感染者と送別会で接触していたことから、日本に渡った女性が感染源ではないとみて調査を進めている。

 ハイズオン省の新規感染者72人全員が、日本に渡航した感染者と1552人目の感染者の勤務先であるチーリン市コンホア街区コンホア工業団地のベトナムポーユン電子(Vietnam POYUN Electronics)の労働者。これに先立ち、1552人目の感染者の陽性を受けて当局は同社の労働者2340人の検査を実施した。

 集団感染の発生を受けて、ハイズオン省は28日正午から社会的隔離措置を講じている。特にチーリン市は首相指示第16号/CT-TTgに沿った最も厳しい社会的隔離措置を適用し、21日間の封鎖を実施する。他の地域は首相指示第16号/CT-TTgよりも制限が緩い首相指示第15号/CT-TTgを適用する。

 一方、クアンニン省当局は、1553人目の感染者の陽性を受けて勤務先のバンドン国際空港を封鎖し、F1として355人、接触者の接触者(F2)として124人、F2の接触者(F3)として2人を特定し、検査を行ったところ10人が陽性だった。このうち2人についてはハノイ市に自宅があり、18日と20日にクアンニン省から帰宅していた。バンドン国際空港の封鎖は15日間で、同空港を発着予定のフライトは全て他の空港を利用する。

最終更新:2021年1月29日 16:19 JST

【関連記事】

クアンニン省:バンドン国際空港、1か月ぶり運用再開 (2021/03/04)
クアンニン省:バンドン国際空港、3月3日まで休業延長 (2021/02/23)
保健省、ハノイの社会的隔離措置適用の可能性を示唆 (2021/02/03)
保健省、国民に新型コロナ関連情報の提供呼び掛け (2021/02/03)
新型コロナ、ハノイとハイズオン省で2人が市中感染 (2021/02/02)
新型コロナ、6省・市で新たに30人が市中感染 ハノイ4人 (2021/02/01)
ハノイ・ホーチミンなど23省・市の学校、オンライン授業とテト休暇前倒しで対応 新型コロナ対策 (2021/02/01)
新型コロナ、8省・市で新たに60人が市中感染 ハノイで感染拡大 (2021/02/01)

[Tuoi Tre 12:19 28/01/2021 / VnExpress 12:03 28/01/2021, 11:46 28/01/2021, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ベトナムの「人口ボーナス期」は2036年に終了、統計局予測 (6:38)

 財政省傘下統計局(NSO)は23日、中間国勢調査の結果に基づいて作成した詳細な研究結果を発表した。報告書「ベトナム人口予測2024~2074年」では、15~64歳の生産年齢人口がそれ以外の人口(従属人口)より多い「人...

間もなく迎える26年の新暦正月、内務省が4連休を提案 (6:09)

 内務省は、間もなく迎える2026年の新暦正月について、2026年1月1日(木)から4日(日)までの4連休とすることを提案した。  4連休とする場合、1月2日(木)が振替休日、1月10日(土)が振替出勤日となる。  当...

世界長者番付、ビンG会長が71位に浮上 アリババ創業者超える (5:59)

 米経済誌フォーブス(Forbes)のリアルタイム世界長者番付によると、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)の創業者 兼 会長であるファム・ニャット・ブオン氏

ホーチミンの路上のライター修理店、愛好家の駆け込み寺 (21日)

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロン街区グエンチーフオン通りを訪れた。男性は、ファム・バン・コーさん(男性・72歳)の店である、古びて傾...

ニンビン省:ニンコー経済区計画を策定へ、新たな成長エンジンに (5:45)

 チャン・ホン・ハー副首相は22日、北部紅河デルタ地方ニンビン省(旧ナムディン省)ニンコー経済区の2050年までのマスタープラン策定任務を承認する首相決定第2771号/QD-TTgに代行署名した。  決定によると、...

海上幕僚長が訪越、クオン人民軍参謀総長らと懇談 (4:59)

 齋藤聡海上幕僚長は、10日から13日にかけてベトナムのハノイ市と北部紅河デルタ地方ハイフォン市を訪問し、グエン・タン・クオン国防次官 兼 人民軍参謀総長およびチャン・タイン・ギエム人民海軍司令官と懇談...

イーレックス、ビナコミンと石炭火力2基目でバイオマス混焼試験 (3:51)

 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、国営ベトナム石炭鉱産グループ(ビナコミン=TKV)傘下のビナコミン電力[DTK](Vinacomin - Power Holding C

ハノイ:大晦日に市内6か所で打ち上げ花火 (2:52)

 ハノイ市は、2026年の新暦正月の1月1日(木)および旧暦元日に当たる2月17日(火)を祝う打ち上げ花火の実施を計画している。  まずは新暦正月の打ち上げ花火として、2025年12月31日(水)の午後11時45分から15分...

ベトナムの25年EC市場規模、成長率で世界トップ10入り (24日)

 商工省によると、2025年の電子商取引(eコマース=EC)市場規模は前年比+25%増の約310億USD(約4兆9000億円)となる見通しだ。小売売上高に占める比率は約11%で、デジタル経済全体の約3分の2を占めるなど、ベトナ...

ベトナム企業、ピエール・カルダンのカナダ事業を買収 (24日)

 イーモール・ベトナム(Emall Vietnam)はこのほど、フランス発祥のファッションブランド「ピエール・カルダン」のシューズ部門「ピエール・カルダン・シューズ(Pierre Cardin Shoes)」のカナダ事業を買収した。 ...

ブラジル、ベトナムと特恵貿易協定(PTA)交渉開始 (24日)

 ブラジル政府は20日、同国のフォス・ド・イグアスで開催されたメルコスール(南米南部共同市場)首脳会合で、ベトナムとの間で特恵貿易協定(PTA)交渉を開始したと発表した。議長国を務めるブラジルのマウロ・ヴィ...

ホーチミン:顔面の巨大腫瘍切除手術に成功、チョーライ病院 (24日)

 ホーチミン市チョーライ病院は18日、男性患者の顔面にできた重さ950gの腫瘍の切除手術に成功したと発表した。腫瘍は顔面と耳の外見に深刻な影響を与え、圧迫による難聴も引き起こしていた。術後の患者の健康状...

ハノイ:無人航空機で医薬品輸送、試験飛行を実施 国内初 (24日)

 ハノイ市のドゥックザン総合病院は20日、直線距離で約8km離れたザーラム総合病院まで無人航空機(UAV)を使って医薬品を輸送する試験飛行を実施した。  ドゥックザン病院は、ハノイ市人民委員会から医療目的...

ホーチミン:メトロ2号線、約200m延伸 メトロ1号線と接続 (24日)

 ホーチミン市人民委員会は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン間)について、路線計画および関連施設の位置の調整方針を承認した。調整後のメトロ2号線は、ベンタイン駅側に約200m延伸し、メト...

商工省、トレーサビリティ管理システム運用開始 (24日)

 商工省は23日、製品情報の透明化や消費者保護、企業の持続的発展の支援を目的として、公式ウェブサイト<www.verigoods.vn>でトレーサビリティ管理システムの運用を開始した。  同システムは

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved