ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ホーチミン:新たに疑陽性1人、トゥードゥック市の感染者の同僚 2週間前にハイフォン滞在

2021/05/19 13:56 JST配信
(C) tuoitre
(C) tuoitre 写真の拡大.

 ホーチミン市で新たに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の疑陽性者1人が確認された。疑陽性となったのは7区タンキエン街区在住の34歳女性。マンションで1人暮らしをしており、近隣住民との接触はなかった。

 女性はデロイト・ベトナム(Deloitte Vietnam)に勤務しており、2月から7人の同僚とともに3区パスツール通りにあるパートナー企業の会計ソフトウェアプロジェクトに参加している。この同僚7人のうちの1人が、前日に陽性となったトゥードゥック市在住の男性(4514人目の感染者)だ。

 女性は4月24日にベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)VN1180便でホーチミン市からハイフォン市に移動し、バスでドーソン区バンソン街区にある母親の自宅を訪問。5月1日からトゥイグエン郡カオニャン村にあるきょうだいの自宅に2日間滞在し、3日から5日まで再び母親の自宅に滞在した後、5日のVN1179便(16時30分発)でホーチミン市に戻った。

 ホーチミン市では主に配車アプリのグラブ(Grab)やフードデリバリーを利用していた。6日と7日は出勤し、8日に38.5度の熱が出たため薬を服用したが、病院は受診しなかった。9日には7区の美容院「タニーブー(Tanny Vu)」に行った。

 10日に倦怠感があったため自宅で休養し、11~14日は出勤。11日午後6時ごろには美容院「タニーブー」の1区の支店を訪れた。14日は退勤後に1区グエンフエ通りの書店に立ち寄り、帰宅。16日午後には友人と7区のマンション「M-ONE」の内見に行った。

 その後、18日午前に同僚(4514人目の感染者)が疑陽性となったため、接触者として社内で検査を受け、7区の集中隔離施設に入り、同日夜に陽性の結果が出た。

 女性はオフィスでプロジェクトメンバーやソフトウェアチーム、同じ階のスタッフなど計56人と接触があった。オフィスには監視カメラがなく、映像による接触者の特定はできないという。ホーチミン市疾病管制センター(HCDC)は、接触者の特定や検査を急いでいる。

 現時点では、女性の行動歴などの観点より、女性から4514人目の感染者に感染した可能性が高いとみられている。

【関連記事】

新型コロナ:6省・市で市中感染44人、隔離・封鎖区域で感染確認(20日正午発表) (2021/05/20)
ホーチミン:新たに1人のコロナ疑陽性者、10区病院と3区グエンディンチエウ通りの路地が封鎖 (2021/05/20)
新型コロナ:市中感染30人、隔離・封鎖区域で感染確認(20日午前発表) (2021/05/20)
新型コロナ:19日の市中感染175人、ホーチミンの感染者からインド型変異株確認(19日午後発表) (2021/05/19)
新型コロナ:7省・市で市中感染36人、隔離・封鎖区域で感染確認(19日正午発表) (2021/05/19)
バクザン省:社会的隔離措置の対象に3郡を追加、19日午前0時から (2021/05/19)
新型コロナ:市中感染30人、ホーチミンの1人は感染源不明(19日午前発表) (2021/05/19)
新型コロナ:9省・市で市中感染85人、隔離・封鎖区域で感染確認(18日正午発表) (2021/05/18)

[VnExpress 11:24 19/05/2021, 23:08 18/05/2021, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ハノイ:金メッキホテルが金粉エッグコーヒーを提供、1杯15万VND (10:56)

 ベトナム戦争中にミルク不足のため、ハノイ市のメトロポールホテル(現ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ)のシェフだったグエン・バン・ザン氏が、代用品として卵黄を使用したことで誕生したエッグ...

米誌選出「世界で最もフレンドリーな国トップ10」、ベトナムが6位 (9:08)

 米国の大手旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー(Conde Nast Traveler=CN Traveller)」はこのほど、専門家と読者の投票で決まった「世界で最もフレンドリーな国トップ10」を発表した。同ランキングでベトナムは...

パスポート自由度、ベトナムは199か国中92位 (8:35)

 コンサルタント会社ヘンリー&パートナーズ(Henley & Partners)は、世界199か国・地域のパスポートおよび世界227か国・地域の渡航先を対象としたパスポート自由度ランキング(The Henley Passport Index)の最新...

503人の戦争烈士と100人超の「ベトナム英雄の母」がいる小さな村 (12日)

 南中部地方ダナン市ディエンバンドン街区(旧クアンナム省ディエンバン町ディエンナムバック街区)カムサー村の人々は、白い砂丘が広がる田舎の風景と、かつての爆撃の焦げた匂いを今も覚えている。戦争を経験し...

AI法案、国家AIインフラ整備へ 26年施行の見通し (17日)

 科学技術省は、人工知能(AI)法草案を公表し、意見聴取を実施している。  国会での審議・可決を経て、2026年に施行される見通しだ。同法の施行により、ベトナムはAI技術の健全な発展と国際競争力の強化を目...

ホーチミン:カイメップ・ティバイ港でクルーズ船寄港停止の恐れ (17日)

 米国のクルーズ大手ロイヤル・カリビアン・グループ(Royal Caribbean Group)が運航する、外国人観光客4000人超を乗せた国際クルーズ船「オベーション・オブ・ザ・シーズ(Ovation of the Seas)」が、18日に予定...

ベトテル郵便、ダナンで物流センターを着工 (17日)

 国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社である宅配大手のベトテル郵便[VTP](Viettel Post)は15日、南中部地方ダナン市のリエンチエウ工

カマウ省:ベトナム戦争の戦勝遺跡地区が完成 (17日)

 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は15日、チャンファン村でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam Doi - Cai Nuoc - Cha La)戦勝遺跡地区の完成式を開催した。  同戦勝遺跡地区は面積約3万m2で、...

ベトテルの子会社2社、ラオスで物流合弁会社を設立 (17日)

 ラオスの首都ビエンチャンで15日、国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社であるスターテレコム(Star Telecom)とベトテル郵便[VTP](Viettel Post)に

大規模な消火器偽造ルートを摘発、「ドラゴン」ブランド (17日)

 ハノイ市警察は14日、市場で流通している「ドラゴン(DRAGON)」ブランドの消火器が偽造品であり、火災を消し止める能力がないとして、メーカーなどに対する捜査を進めている。  捜査によると、南部地方タイ...

韓国OCI、ベトナムのウエハー工場に投資 年産規模2.7GW (17日)

 化学関連事業を手掛ける韓国のOCIホールディングス(OCI Holdings)のマレーシア子会社で、太陽電池用ポリシリコンの製造を手掛けるOCIテラサス(OCI TerraSus)は、ベトナムにあるシンガポールの太陽光設備関連メ...

タインホア省:人民軍上将のアイン氏が党委書記に再任 (17日)

 北中部地方タインホア省共産党委員会が15日に開いた会議で、全会一致でグエン・ゾアン・アイン書記の再任が決まった。任期は2025~2030年。  アイン書記は1967年生まれの58歳で、ハノイ市出身。合同兵科指...

サンG、サン・フーコック・エアウェイズをお披露目 11月1日就航 (17日)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)はハノイ市で15日夜、新たな航空会社「サン・フーコック・エアウェイズ(Sun PhuQuoc Airways=SPA)」を正式にお披露目した。  ベトナム初の「リゾート航空...

ベトナム、国連人権理事会の理事国に選出 2期連続3回目 (17日)

 国連総会は14日、国連人権理事会の理事国14か国の改選を行い、ベトナムが190か国中180か国の票を得て理事国に選出された。ベトナムの得票数はアジア太平洋グループで最多だった。任期は2026年から2028年まで。 ...

サングループ、ダナンで水上観光開発へ 投資総額560億円 (17日)

 南中部地方ダナン市人民委員会は、観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下のハロン・サン(Ha Long Sun)を、水上観光インフラ整備プロジェクトの投資主体として正式に承認した。投資総額は約9兆88...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved