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新型コロナ:27日の市中感染227人、ホーチミンの宗教団体関連で36人が陽性に(27日午後発表)

2021/05/27 21:47 JST配信
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 保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する27日午後の発表によると、5省・市で市中感染者150人が新たに確認された。海外から入国した2人も陽性と判明した。

 午後に発表された新規の市中感染者の内訳は、◇東北部地方バクザン省:84人、◇ホーチミン市:36人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:22人、◇ハノイ市:7人、◇南中部沿岸地方ダナン市:1人。

 市中感染者は、ホーチミン市の36人を除いて感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。

 27日午前と正午、午後の発表を合わせると、同日に確認された市中感染者数は8省・市の計227人となり、1日あたりの市中感染者数として前々日の444人、前日の235人に次いで過去3番目に多かった。

 27日午後の保健省の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は6316人、死者数は+1人増えて46人となっている。

 ホーチミン市の新規の市中感染者36人は、いずれもゴーバップ区3街区グエンバンコン(Nguyen Van Cong)通り415/8/4番地に拠点を置くキリスト教福音団体「リバイバル・エクレシア・ミッション(Revival Ekklesia Mission)」関連。

 36人はそれぞれ、12区、ビンタイン区、ゴーバップ区、タンビン区、タンフー区、ホックモン郡、ニャーベー郡、トゥードゥック市に居住している。36人のうち29人は団体メンバー、残る7人のうち4人は感染者の勤務先と同じフーニュアン区の建物に勤めており、3人は自宅付近で感染者と接触があった。

 団体メンバーは計38人で、4分の3にあたる29人が陽性となった。残る9人は今のところ陰性の結果が出ているが、陽性となる可能性があるとして当局は警戒している。現時点で感染源は明らかになっていない。

 このほか、保健省のデータには含まれていないが、ホーチミン市ではインドのカキナダから25日に同市に到着したパナマ船籍のコメ輸送船「Ashico Victoria」のベトナム国籍の船員17人のうち9人が陽性となった。船はサイゴン港に入港せず、東南部地方バリア・ブンタウ省沖に係留しており、陽性者はホーチミン市カンゾー郡で治療を受け、残る8人は船内で隔離中。

 4月27日以降に確認された市中感染は30省・市の計3255人。内訳は、◇バクザン省:1648人、◇バクニン省:676人、◇ハノイ市:351人、◇ダナン市:155人、◇北部紅河デルタ地方ビンフック省:89人、◇西北部地方ディエンビエン省:57人、◇東北部地方ランソン省:45人、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省:44人、◇ホーチミン市:44人、◇北部紅河デルタ地方ハナム省:39人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:36人、◇北部紅河デルタ地方タイビン省:19人、◇西北部地方ホアビン省:7人、◇北部紅河デルタ地方ナムディン省:6人、◇北中部地方トゥアティエン・フエ省:5人、◇北中部地方タインホア省:5人、◇東北部地方フート省:4人、◇北部紅河デルタ地方ニンビン省:4人、◇南中部沿岸地方クアンナム省:3人、◇北中部地方クアンチ省:3人、◇南中部高原地方ダクラク省:3人、◇東北部地方タイグエン省:3人、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:2人、◇西北部地方イエンバイ省:1人、◇南中部沿岸地方クアンガイ省:1人、◇東南部地方ドンナイ省:1人、◇北中部地方ゲアン省:1人、◇東北部地方クアンニン省:1人、◇東北部地方トゥエンクアン省:1人、◇西北部地方ソンラ省:1人。

 なお、1月28日以降の第3波では、3月26日までの約2か月間に13省・市で910人の市中感染が確認された。ただし、このうち726人はハイズオン省で確認され、同省が第3波の震源地となっていた。

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