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ホーチミン:宗教団体とタンフー区の2つの集団感染に関連性

2021/06/01 14:13 JST配信
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 ホーチミン市疾病管制センター(HCDC)は31日夜、直近5日間に市内で発生している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の2つの集団感染(クラスター)について、相互に関連性があると明らかにした。

 2つの集団感染は、ゴーバップ区3街区グエンバンコン(Nguyen Van Cong)通り415/8/4番地に拠点を置くキリスト教福音団体「リバイバル・エクレシア・ミッション(Revival Ekklesia Mission)」関連と、タンフー区関連。

 タンフー区関連は、同区在住の夫婦が5月27日に同市フーニュアン区ファンシックロン(Phan Xich Long)通りにあるホアンミー・サイゴン病院(Hoan My Sai Gon Hospital)を受診した際に新型コロナ陽性となり、接触者など計7人の感染が確認されたもの。

 7区の銀行に勤務する妻と接触があった同僚が6781人目の感染者となったが、6781人目の感染者は姉と同居しており、姉は「リバイバル・エクレシア・ミッション」関連で6907人目の感染者となっていたことがわかった。6907人目の感染者は、同団体関連の接触者(F1)だった6770人目の感染者と接触があった。

 これにより、姉である6907人目の感染者は同団体関連のF2(F1の接触者)、妹である6781人目の感染者は同団体関連のF3(F2の接触者)に該当することになる。

 タンフー区在住の妻の同僚でもある6781人目の感染者は20日に呼吸器関連の症状が現れ、タンフー区在住の妻は23日に、夫は25日に症状が現れたという。このことからも、6781人目の感染者のほうが夫婦よりも先に感染していた可能性が高いとみられている。

 また、遺伝子配列解析の結果でも、2つの集団感染の両方のサンプルからインド型の変異株が確認されている。

 これらのことから、現時点で6907人目の感染者を通じて「リバイバル・エクレシア・ミッション」とタンフー区の集団感染に関連性があると結論付けられている。

 なお、1日午前の時点で同団体関連の市中感染者は、◇ホーチミン市:193人、◇南部メコンデルタ地方ロンアン省:5人、◇東南部地方ビンズオン省:3人、◇南部メコンデルタ地方バクリエウ省:1人、◇南中部高原地方ダクラク省:1人、◇南部メコンデルタ地方チャビン省:1人の計204人となっている。

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