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ハノイ市交通運輸局は28日、マイリンタクシー(Mai Linh Taxi)の車両200台に対し、社会的隔離措置の適用期間中にも「必要な場合」に限って営業を継続することを許可した。
ここで言う「必要な場合」とは、◇重病・重傷患者の搬送、◇バイクで移動できない産婦・児童・高齢患者の退院、◇乗客を空港まで乗せる場合などを指す。
タクシーは、市内の区・郡および大規模病院に配置し、各病院にタクシー会社のスタッフを常駐させ必要に応じて市民をサポートする。常駐するスタッフと運転手については、応急処置と緊急助産の訓練を受けた経験豊富な者を社内から選ぶ。
また、新型コロナ対策として、車両は常に窓を開けた状態とし、定員を従来の50%以下とする。車内には透明なプラスチックの仕切りや消毒液を設置。運転手と乗客はマスクを常時着用し、健康申告も徹底して降車後は必ず消毒を行う。運賃の支払い方法は、感染リスク削減のため、非現金決済が推奨される。
なお、ハノイ市では、新型コロナの市中感染が急拡大していることを受け、7月24日午前6時より市内全域に最も規制が厳しい首相指示第16号/CT-TTgに沿った社会的隔離措置が適用されている。