ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

ホーチミン:麦わらのウクライナ人が売るホットドッグが人気

2022/05/14 10:35 JST配信
(C) thanhnien
(C) thanhnien 写真の拡大.
(C) thanhnien
(C) thanhnien 写真の拡大

ベトナムでも人気の漫画「ONE PIECE」の主人公ルフィに扮してホットドッグを販売するウクライナ人男性がSNSで話題だ。

 サーシャさん(36歳)がホーチミン市3区ホアンサ(Hoang Sa)通りで営む小さな屋台には、多くの人が並ぶ。1年あまり前に妻子とベトナム移住し、はじめはニャチャン市(南中部沿岸地方カインホア省)で生活していたが、新型コロナ禍と、英語の不得意もあり、夫婦は安定した仕事を見つけられなかった。そこで彼は妻子をニャチャン市に置いて、ひとりホーチミン市に出てきた。

 はじめはビンタイン区バーチエウ(Ba Chieu)市場で菓子パンを売っていた。あるパン屋が、売れた分だけコミッションを渡すかたちで、売り子をさせてくれたのだ。彼は毎日、首から箱を提げて市場を売り歩いた。そんな時に、現在の「親分」となるコアさん(39歳)に出会った。

 「1日に10時間も日差しのなかを売り歩いているんだから気の毒で。私もむかし外国に留学していたので、海外で暮らす人の気持ちはよくわかるんです。だから話しかけてみたんですが、彼はあまり英語が上手くないので、グーグルで話しました。故郷では料理人をしていたみたいですが、ベトナムではうまく仕事が見つからず、ふらふらと生活していたようです」とコアさんは言う。

 サーシャさんの苦しい状況を知り、さらに彼の子が病気を抱えていると聞きコアさんは、ホットドッグ屋台を開く約4000万VND(約22万7000円)の費用をすべて出すことにした。コアさんは、食材やパンを作ってくれる店探しなども買って出た。

 しかし驚いたのは、2人が出会ってまだわずか2か月あまりということだ。「プライベートなことなので、奥さんや子供について尋ねたことは特にありません。お子さんがひどい蓄膿症ということくらいしか知りません」。大変そうだったから助けたまで、とコアさんは言う。

 バーチエウ市場で販売している時にも馴染み客は多くでき、たくさんの人が同情してくれた。おそらくは彼がまじめで人当たりが良いためだろう、オープンからまだ十数日のホットドッグ屋には大勢の人が立ち寄り、午前と午後、それぞれ100個あまりを売り上げる。値段もひとつ1万8000VND(約100円)と庶民的だ。

 5月5日に立ち寄ったカインさん(22歳)は、「好きなキャラに扮した人が売っていると聞きやってきました。ちょうど今日はルフィの誕生日。ソースが手作りと聞いたので、余計に食べてみたくなったんです」と言い、こんなに混雑しているとは思ってもみなかったと話してくれた。

 人々の熱心な応援にサーシャさんは、「ベトナム人の温かさに心を打たれました。皆さんに心からありがとうと言いたい」と話した。

[Thanh Nien 09:13 11/05/2022, F].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています 免責事項
新着ニュース一覧
商工省、50年までの国家エネルギーマスタープラン調整を承認  (17:55)

 商工省は、2021~2030年までの期間および2050年までを見据えた国家エネルギーマスタープランの調整を承認する2026年2月28日付けの決定第363号/2026/QD-BCTを下した。これにより、エネルギー安全保障の確保、グ...

ベトナムのカフェチェーン市場規模は域内3位、ミラノコーヒーが4位 (17:48)

 シンガポール系調査会社モメンタム・ワークス(Momentum Works)はこのほど、2026年における東南アジアの主要6か国(インドネシア、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、ベトナム)のカフェチェーン市場に...

家族内のジェンダー不平等、罰金引き上げ 5月1日施行 (15:19)

 政府は、ジェンダー平等分野の行政違反の処罰に関する政令第125号/2021/ND-CPの一部を改正・補足する政令第76号/2026/ND-CPを公布した。新政令は2026年5月1日に施行され、家族内や電子環境における性別を理由と...

ホーチミンの市場とともに生きる:ホアフン市場 (15日)

 まばらな呼び込みの声が響いては消えていき、ホアフン市場は再び果てしない静寂に包まれる。しかしその静寂の中で、馴染みのリズムで鼓動を続ける「心」がある。それは記憶の鼓動であり、素朴で飾り気はないが...

26年2月の訪日ベトナム人6.1万人、テト時期ずれなどで減少 (13:37)

 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2026年2月の訪日ベトナム人の数は前年同月比▲17.4%減の6万1000人、1~2月期の累計では前年同期比▲8.4%減の11万3800人となった。全体の訪日外国人数が2月として...

スイス企業、外国人観光客向け税還付システムの導入支援を提案 (13:26)

 旅行者向けの免税ショッピングサービスを提供するスイスのグローバルブルー(Global Blue)の新興市場・政府関係担当副会長を務めるホルヘ・カサル(Jorge Casal)氏は17日、ベトナム国家観光局のグエン・ティ・ホ...

中東情勢悪化、越GDP政府目標未達の可能性も 最大▲1.5%pt低下 (6:37)

 中東紛争の影響により、2026年のベトナムの国内総生産(GDP)成長率は、紛争の期間や規模に応じて、政府目標に対し▲0.6〜1.5%pt低下する可能性があることが、ベトナム投資開発銀

ビングループが建設エコシステムを発表、大規模な採用を実施  (6:27)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)は17日、全国でインフラや大規模都市プロジェクトを展開するための建設会社エコシステムを発表した。これに伴い、

ハンサイン自動車、ビンファストEV販売会社の65%取得へ (5:59)

 メルセデス・ベンツ販売ディーラーのハンサイン自動車サービス[HAX](Haxaco)の取締役会は、不動産開発を中核とする民間複合企業

地場キムロン、フエにトラック新工場を落成 新EVも発表 (5:18)

 長距離バス最大手フタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手掛ける地場キムロン・モーターズ(Kim Long Motors)は17日、フエ市のチャンマイ・ランコー経済区にある自動...

NTTレゾナントとFPT、テスト自動化と実機検証で提携 (4:25)

 NTTドコモグループのNTTレゾナントテクノロジー株式会社(東京都千代田区)と、ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPTソフトウェア(FPT Software)は

26年2月の対日貿易収支、黒字額1940億円で前年比2.2倍に (3:53)

 日本の財務省が発表した2026年2月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比+117.7%増の1940億6800万円の黒字となった。 対日輸出額はアジアで3番目の規模に  ベトナムから日本へ...

ハノイ:国際建築展示会「ベトビルド2026」、3月26日から (2:37)

 ハノイ市ドンアイン村の国家展示センター(VEC)で、3月26日(木)から30日(月)まで、国際建築展示会「ベトビルド・ハノイ2026(VIETBUILD Ha Noi 2026)」が開催される。  同展示会には国内外から多数の企業が参...

ダナン:リエンチエウ港コンテナ埠頭、海運マースクなどのJVが落札 (18日)

 南中部地方ダナン市人民委員会はこのほど、リエンチエウ港コンテナ埠頭開発プロジェクトの投資家選定結果を承認した。  地場ハテコ(Hateco)と子会社のハテコ港湾(Hateco Seaport)、デンマークの海運大手A.P...

ブランドレジデンス市場でベトナムが世界4位、サヴィルズ報告 (18日)

 英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ(Savills)が発表したブランドレジデンス(高級ホテルブランドが管理・運営する住宅)に関する最新レポート「Branded Residences 2025~2026」によると、ベトナムのブラン...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved