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ハノイ市ドンダー区グエンチータイン(Nguyen Chi Thanh)通りのフイントゥックカン(Huynh Thuc Khang)通りからラン(Lang)陸橋までの区間には、道の両側に多くのミルクフラワー(Hoa sua、シチヨウジュまたはジタノキ)の木が植えられており、秋になると白い花を咲かせる。ハノイでは秋の風物詩となっているが、その甘くて濃厚な独特の匂いを不快に感じる人も少なくない。
同区人民委員会は最近、建設局と相談して、人々の健康に影響を及ぼしているグエンチータイン通りのミルクフラワーの木80本を撤去する計画を立案した。これは、グエンチータイン通りの技術インフラ、歩道、緑地、照明の再整備プロジェクトの一環とされている。
ミルクフラワーが密集している地区ではこの季節になると、かなり強い匂いが漂っており、苦手な人が長時間、この匂いを嗅いでいると息苦しさや頭痛を覚えることもある。
バイクで通り抜けるだけでも、その独特な匂いを感じることができるが、ここで生活したり、仕事したりしている人々にとっては、まさに頭痛の種だ。
グエンチータイン通りで長年、販売員として働くTさんは、この季節になると、いつも息苦しさを感じると話した。Tさんの娘は、仕事から帰ってくると、この匂いを部屋に入れたくないので、いつも窓を閉め切っているという。
毎日通学でグエンチータイン通りを通っているHさんは、「今の状況なら撤去は必要ですが、ハノイの秋の風物詩なので、適度に植えてある分には問題ないと思います」と話した。