ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

22年を代表する「ベトナムの顔」の若者10人

2023/03/09 06:18 JST配信
(C) baochinhphu
(C) baochinhphu 写真の拡大.

 ホーチミン共産青年同盟(青年団)中央執行委員会とベトナム若手人材支援基金はこのほど、2022年を代表するベトナムの若者10人を投票により選出・発表した。表彰式は3月23日にハノイ市のベトナム国営テレビ局(VTV)で行われる。

 「ベトナムの顔」は、◇学業、◇創造的・科学的研究、◇製造業労働、◇ビジネス・スタートアップ、◇国防、◇治安、◇スポーツ体育、◇芸術文化、◇社会活動、◇行政管理の10分野でその年に目覚ましく活躍した35歳以下の若者たちを表彰するもの。

 2022年の「ベトナムの顔」10人は以下の通り。

ゴ・クイ・ダン=Ngo Quy Dang(19歳):ハノイ国家大学自然科学大学付属高校(2022年当時)・ハノイ国家大学自然科学大学(現在)/学業部門

 2022年に開催された「第63回国際数学オリンピック(IMO 2022)」にベトナム代表として出場し、42点中42点の満点で金メダルを獲得した。ベトナム代表が満点を獲得したのは2003年以来19年ぶり。2020年に開催された「第61回国際数学オリンピック(IMO 2020)」でも金メダルを獲得した。2等労働勲章を受章した。

ボー・ホアン・ハイ=Vo Hoang Hai(17歳):ハノイ国家大学自然大学付属高校/学業部門

 2022年に開催された「第52回国際物理オリンピック(IPhO 2022)」にベトナム代表として出場し、金メダルを獲得した。高校1年生でベトナム代表として国際物理オリンピックに初めて出場、かつ初めて金メダルを獲得した。2等労働勲章を受章した。

チュオン・タイン・トゥン=Truong Thanh Tung博士(34歳):フェニカー(Phenikaa)大学新薬研究チームリーダー/創造的・科学的研究部門

 新しいHIV治療薬や標的がん治療薬の開発研究、新しい抗生物質の代替品の開発などに取り組み、「メイクインベトナム」の医薬品開発を約束した。世界を代表する若手科学者28人のうちの1人にも選ばれた。

グエン・ニュー・タイン=Nguyen Nhu Thanh(34歳):ベトテルハイテク産業総公社(Viettel High Technology Industries=VHT)ブロック1 レーダーセンター レベル2処理部門責任者/製造業労働部門

 プロジェクト責任者として沿岸射撃の目標指示や警告が可能なレーダーに関する研究を進め、最新技術を3Dレーダーに適用した。

グエン・バン・ティエン・ブー=Nguyen Van Thien Vu(32歳):アグリドローン・ベトナム・デバイス・フライ(AgriDrone Viet Nam Device Fly)最高経営責任者(CEO)/ビジネス・スタートアップ部門

 2つの会社を運営し、2022年の売上高は800億VND(約4億6000万円)、利益は20億VND(約1150万円)だった。40以上の省・市で農業生産に農業用無人航空機を応用している。

レ・ハオ=Le Hao上尉(29歳):第7軍区ホーチミン市司令部政治室青年補佐/国防部門

 ベトナム人民軍政治総局主任委員会に、青年団の活動を厳格に維持するよう諮問した。ホーチミン市を代表する若手市民に選ばれた。

タオ・アー・クー=Thao A Khu中尉(31歳):西北部地方ディエンビエン省ディエンビエン郡警察/治安部門

 大規模な麻薬関連事件を摘発したほか、麻薬に関して特に危険な7人の指名手配犯をラオスで逮捕し、ベトナムに帰国させた。このほかにも複数の麻薬関連事件を摘発、容疑者を逮捕した。3等戦功勲章を受章した。

フイン・ニュー=Huynh Nhu(33歳):ホーチミン市1区スポーツ体育センター/スポーツ体育部門

 サッカー女子代表キャプテンでFWとして活躍した。2022年にベトナム女子代表はW杯初出場を決めたほか、第31回東南アジア競技大会(SEA Games 31)で3大会連続となる金メダルに輝いた。

グエン・ティ・ゴック・ハー(ハー・ミョー)=Nguyen Thi Ngoc Ha(Ha Myo)(30歳):ベトナム歌舞踊劇場/芸術文化部門

 現代民族音楽のミュージック・ビデオ(MV)を多数制作し、民族文化のアイデンティティの維持に貢献した。2022年は4本のMVを公開した。

ズオン・ハイ・アイン=Duong Hai Anh中尉(27歳):西北部地方ソンラ省警察青年団書記/社会活動部門

 ソンラ省モックチャウ郡の子供をサポートする2つのプロジェクトを担当し、4000人近くに昼食を提供した。総費用は110億VND(約6300万円)以上。

[Bao Chinh Phu 15:09 06/03/2023 / Tuoi Tre 11:49 06/03/2023, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
訪越の露プーチン大統領補佐官、ラム書記長と会見 (6:38)

 トー・ラム書記長は16日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の補佐官で、同国の海洋評議会議長を務めるニコライ・パトルシェフ氏と会見した。同氏は15日から18日までの日程でベトナムに滞在している。 ...

ビエンホア空港のダイオキシン除染、熱処理システム着工 (6:02)

 東南部地方ドンナイ省ビエンホア空港で15日、ベトナムと米国の両政府の協力によるダイオキシン(枯葉剤)除染プロジェクトで除染が完了した土地の引き渡し、ダイオキシン熱処理システムの着工、障がい者の生活の...

世界技術革新力ランキング、ベトナムは44位 低中所得国2位 (5:57)

 2025年の世界技術革新力ランキング(Global Innovation Index=GII)によると、ベトナムはスコアが37.1で、世界139か国・地域中44位となった。  低中所得国の中ではインドに続いて2位、東南アジア・東アジア...

「おかけになった電話は…」の音声案内で知られる「国民的声」の主 (14日)

 キム・ティエンさんの「黄金の声」は、ベトナム国営テレビ局(VTV)の19時のニュース番組と共に長年親しまれ、電話がつながらなかったときに流れる「おかけになった電話は…(Thue bao quy khach vua goi...)」とい...

高収益企業トップ500、ベトテルが1位に浮上 (5:28)

 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)が発表した「収益が高いベトナム企業トップ500(PROFIT500)」の2025年版で、国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)がペトロベ...

25年8月の訪日ベトナム人6.1万人、8月として過去最高を記録 (4:45)

 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年8月の訪日ベトナム人の数は前年同月比+16.7%増の6万1200人で、8月として過去最高を記録した。  1~8月期では、前年同期比+10.4%増の47万9300人となっ...

25年8月の対日貿易収支、1271億円の黒字 前年同月比▲0.1%減 (4:15)

 日本の財務省が発表した2025年8月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比▲0.1%減の1270億5400万円の黒字だった。  日本からベトナムへの輸入額は前年同月比+11.0%増の2335億7700...

ソーシャルワイヤー、システム開発子会社MK1の出資持分65%譲渡 (3:02)

 インフルエンサーPRやリリース配信サイト「@Press(アットプレス)」などを手掛けるソーシャルワイヤー株式会社(東京都港区)は16日、連結子会社であるMK1テクノロジー・ベトナム(MK1 TECHNOLOGY VIETNAM、ハノイ...

「にいがたベトナムフェスティバル」、10月4日・5日開催 (2:24)

 新潟県は、10月4日(土)・5日(日)の両日、「にいがたベトナムフェスティバル2025」を新潟駅南口広場で開催する。開催時間は10時00分から17時00分まで。  同イベントは、新潟県民にベトナムの文化に触れ親し...

ベトナム、初のAI法を発表へ 年末めど (17日)

 政府は、人工知能(AI)を国家戦略の柱と位置づけ、2025年末をめどに国家AI戦略の改定版とベトナム初のAI法を発表する方針だ。  AIを国の知的インフラとして、持続可能な発展や国家競争力の強化、国民の生活...

ベトナム、米国による12種類の漁業認定拒否に再考要請 (17日)

 グエン・ホン・ジエン商工相は15日、米国のハワード・ラトニック商務長官宛てに書簡を送付し、米商務省(DOC)および商務省傘下の海洋大気庁(NOAA)が、12種類の漁業について米国の海洋哺乳類保護法(MMPA)に基づく...

ビンEVタクシー、インドネシア2都市目でサービス開始 (17日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・

フエ:ボトルや缶のデポジットモデル試行、東南アジア初 (17日)

 世界自然保護基金(WWF)ベトナムとフエ大学傘下の科学大学は14日、北中部地方フエ市で「デポジットリターンシステム(Deposit and Return System=DRS)」試行モデルを発表した。これは、WWFノルウェーのベトナム...

ジェトロ「ベトナム経済セミナーin山形」、10月3日開催 (17日)

 日本貿易振興機構(ジェトロ)山形は、10月3日(金)の日本時間15時00分から16時30分まで、駐日ベトナム大使館との共催により「ベトナム経済セミナーin山形」を開催する。  同セミナーでは、ファム・クアン・ヒ...

ベトナム、WTOの違法漁業補助金禁止協定を受諾 111か国で発効 (17日)

 ベトナムは15日、スイスの世界貿易機関(WTO)本部で、違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)につながる補助金の禁止などを定めた「漁業補助金に関する協定(漁業補助金協定)」の受諾書を正式に寄託した。  これ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved