ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

2020年を代表する「ベトナムの顔」の若者10人、「コメATM」開発者など

2021/03/16 05:48 JST配信
(C) baodautu
(C) baodautu 写真の拡大.

 ホーチミン共産青年同盟(青年団)中央執行委員会はこのほど、2020年を代表するベトナムの若者10人を秘密投票により選出・発表した。表彰式は3月21日にハノイ市で行われる予定。

 「ベトナムの顔」は、◇学業、◇創造的・科学的研究、◇製造業労働、◇ビジネス・スタートアップ、◇国防、◇治安、◇スポーツ体育、◇芸術文化、◇社会活動の9分野でその年に目覚ましく活躍した35歳以下の若者たちを表彰するもの。

 候補者152人の中から選ばれた2020年の「ベトナムの顔」10人は以下の通り。

ボー・ミン・クアン=Vo Minh Quang(2006年生まれ):ベトナム国立音楽院ピアノ科/芸術文化分野
 今年の「ベトナムの顔」の10人で最年少。ピアノを専門とし、国内外で多数の賞を受賞している。

ブイ・ホン・ドゥック=Bui Hong Duc(2002年生まれ):ハノイ国家大学自然科学大学付属高校/学業分野
 「国際情報オリンピック(IOI)」で、2019年と2020年に2年続けて金メダルを獲得した。「アジア太平洋情報オリンピック(APIO)」では、2019年に銀メダル、2020年に金メダルを獲得した。首相から1等労働勲章を授与された。

ドアン・レ・ホアン・タン=Doan Le Hoang Tan(1987年生まれ):ホーチミン市国家大学分子・ナノ構造材料研究センター副センター長/創造的・科学的研究分野
 国際的な雑誌で30本の科学論文を発表したほか、国内で1件、米国で1件の特許を有する。また、政府や省庁などの様々な研究プロジェクトのリーダーも務めている。

チャン・アイン・トゥー=Tran Anh Tu(1989年生まれ):中央衛生疫学研究所感染症対策部門/製造業労働分野
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、南中部沿岸地方ダナン市や北部紅河デルタ地方ビンフック省ビンスエン郡ソンロイ村で多数の調査活動に参加したほか、国際線での感染者の接触者追跡などを行った。

グエン・バン・クエット=Nguyen Van Quyet(1991年生まれ):ハノイFC所属サッカー選手/スポーツ体育分野
 元ベトナム代表FWで、2020年に多数の試合で成果を上げたほか、新型コロナ対策の募金や必需品・医療機器の寄付などのボランティア活動にも積極的に参加した。

チャン・ベト・ハイ=Tran Viet Hai少佐(1989年生まれ):装甲車部隊第201旅団第3大隊第9中隊長/国防分野
 「国際軍事競技大会(International Army Games)」に2018年から3年連続で出場し、ベトナムの戦車チームに貢献した。

グエン・チュン・ドゥック=Nguyen Trung Duc大尉(1988年生まれ):東北部地方フート省警察経済治安部副部長/治安部門
 経済管理秩序に関わる事件14件の摘発・処理を指示し、総額274億VND(約1億3000万円)相当の違反の痕跡を明らかにした。

ファム・ゴック・アイン・トゥン=Pham Ngoc Anh Tung(1989年生まれ):UFOテクノロジー&トレーディング(UFO Technology and Trading)創業者/ビジネス・スタートアップ部門
 地域の特産品などを中心に安全な農産物を取り扱う電子商取引(EC)プラットフォーム「フードマップ(Foodmap)」を生み出した。

ホアン・トゥアン・アイン=Hoang Tuan Anh(1985年生まれ):ブルーユニバース(Blue Universe)社長/社会活動分野
 新型コロナの感染拡大により収入が減少した貧困世帯を支援する「自動コメ配り機(コメATM)」や「自動マスク配り機(マスクATM)」を開発した。

ハー・アイン・フオン=Ha Anh Phuong(1991年生まれ):フート省タインソン郡フオンカン高校英語教諭/社会活動分野
 恵まれない子供の教育分野で活動する英バーキー財団(Varkey Foundation)が発表した「2020年グローバル・ティーチャー賞(The 2020 Global Teacher Prize)」でベトナム人として初めて入賞した。

[VnExpress 15:22 09/03/2021, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
クアンチ省:故レ・ズアン書記長の記念館が完成 (6:34)

 北中部地方クアンチ省チエウフォン郡チエウタイン村で4月28日、南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)を記念して、故レ・ズアン書記長記念館の竣工式が開催された。  同省の重要革命史跡...

ホーチミン:空港新ターミナル行き電気バス路線を運行開始 (5:42)

 ホーチミン市交通公共事業局傘下の公共交通管理センターは4月28日、ホーチミン市1区サイゴンバスターミナル(ben xe buyt Sai Gon)とタンソンニャット国際空港を結ぶ「109番」の路線バスについて、このほど開業...

ベトジェットエア、5月5日限定で運賃55%割引キャンペーン (4:48)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、5月5日(月)の午前0時から23時までの1日限定で、ベトナム国内線と国際線のエコクラス運賃が55%割引(税など含まず)

1975年4月30日、統一会堂でベトコンの旗を振った兵士の記憶 (4/27)

 1975年4月30日、特殊部隊の兵士だったファム・ズイ・ドー上尉(男性・75歳)は、南ベトナム大統領官邸(現在のホーチミン市の「統一会堂」)の2階に駆け上がり、南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)の旗を何度も振っ...

4月のベトジョー記事10選:トランプ関税、石破首相訪越など (1日)

 4月は、ドナルド・トランプ米大統領が、世界各国からの輸入品に対し「相互関税」を課すと発表しました。180以上の国・地域に一律10%の関税を課した上で、国・地域ごとに異なる税率を上乗せし、ベトナムに対し...

4月のベトジョー記事アクセス数ランキング (1日)

 VIETJOベトナムニュースが4月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:200年の歴史を有する毒ヘビ養殖村、高収入も危険と隣り合わせ

4月30日の南部解放記念日と5月1日のメーデーに読みたい記事8選 (4/30)

 今から50年前の1975年4月30日、サイゴンの南ベトナム大統領官邸(現在のホーチミン市の「統一会堂」)の正門に2台の戦車が突入し、サイゴンが陥落しました。これにより、長く続いたベトナム戦争が終結しました。 ...

ベトナム軍事歴史博物館、南部解放記念日に伴う5連休は入館無料 (4/30)

 ハノイ市ナムトゥーリエム区にあるベトナム軍事歴史博物館は、4月30日(南部解放記念日)と5月1日(メーデー)に伴う4月30日(水)から5月4日(日)までの5連休中の入館料を無料とすることを決めた。  今回の決定は...

世銀、ベトナムの25年GDP成長率予想を+5.8%に下方修正 (4/29)

 世界銀行(WB)は先般発表した最新レポートの中で、ベトナムの2025年における国内総生産(GDP)成長率予想を前回レポートの+6.8%から+5.8%へと▲1.0%pt下方修正した。理由として、世界的な貿易政策の不確実性や経...

ハイテク・GX・半導体分野の高付加価値化で日越協力フォーラム開催 (4/29)

 石破茂内閣総理大臣は28日午後、ファム・ミン・チン首相とともに、日越企業が会するハイテク・グリーントランスフォーメーション(GX)・半導体分野における高付加価値産業創出に向けた日越協力フォーラムに参加...

ラムドン省:国会民族評議会議長が党委書記に転任 (4/29)

 ベトナム共産党政治局は、国会民族評議会議長のイー・タイン・ハー・ニエ・クダム氏を、南中部高原地方ラムドン省共産党委員会書記(2020~2025年任期)に任命した。  同省で28日に開催された任命式には、政...

ホーチミン:ビンタン区にブックストリートが新たにオープン (4/29)

 「第4回ベトナム書籍・読書文化の日」開幕に合わせて25日、ホーチミン市ビンタン区にブックストリートが新たにオープンした。  ビンタン区ビンチドンB街区の高技術医療区内に設置され、広さ約2000m2に12の...

石破首相、クオン国家主席とマン国会議長と会談 (4/29)

 ベトナムを訪問している石破茂内閣総理大臣とルオン・クオン国家主席は現地時間28日午前11時20分から約45分間にわたり、国家主席府で会談を行った。その後、現地時間同日午後2時20分から約40分間にわたり、国会...

THグループ、ビンズオン省に新工場建設へ 投資総額334億円 (4/29)

 THミルク(TH Milk)などを展開する乳業大手THグループ(TH Group)は、東南部地方ビンズオン省の第3ソンタン工業団地内に牛乳・乳製品加工工場「THビンズオン(TH Binh Duong)」を建設する計画だ。  同工場は敷...

統計局、戸籍登録・統計に関する国家レポートを初公表 (4/29)

 財政省傘下の統計局は25日、「2021~2024年度の戸籍登録・統計に関する国家レポート」を発表した。同レポートが発表されるのは今回が初めて。  同レポートでは、出生・死亡・婚姻の登録データに加え、出生...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved