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- ソクチャン省の3店舗に約19.4万円の罰金
- 食品安全証明書の有効期限切れが判明
- CPベトナムは誹謗中傷・名誉毀損と訴え
タイ系畜産大手CPベトナム(CP Viet Nam)が病気の豚や鶏の肉を販売していたとソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で告発されたことを受け、南部メコンデルタ地方ソクチャン省農業環境局は11日、検査の結果を踏まえた上で、CPベトナムが省内で展開する「CPフレッシュショップ(CP Fresh Shop)」3店舗に罰金を科したと発表した。
罰金を科されたのは、食品安全証明書の有効期限切れが判明した3店舗で、それぞれ3500万VND(約19万4000円)の罰金が科された。
これに先立ち、CPベトナムの元従業員L・Q・Nさん(男性)が、「CPフレッシュショップ・ミースエン」では日常的に腐敗した肉を取り扱っていたと告発した。Nさんは、南部メコンデルタ地方ハウザン省の屠殺・食肉解体工場で2022年に撮影されたという屠殺後の病気の豚の写真を公開した。Nさんによると、同社は病気の豚や鶏の肉を店舗に搬入し、省内で販売するよう従業員に強要していたという。
CPベトナムは、Nさんが提供した一部の画像について「委託先の施設で撮影されたもの」と認めたが、Nさんの告発は同社への誹謗中傷と名誉毀損にあたるとして、管轄機関に対し、デマを流布した者を処分するよう要請した。
これをめぐり、警察は引き続き捜査を進めている。