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- 食品安全規定違反容疑に該当しないと結論
- 刑事事件として立件しないことを決定
- CPベトナムは誹謗中傷・名誉毀損と訴え
タイ系畜産大手CPベトナム(CP Viet Nam)が病気の豚や鶏の肉を販売していたとソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で告発されたことをめぐり、南部メコンデルタ地方ソクチャン省警察は6月29日、捜査を経て同社は食品安全規定違反の容疑(刑事法第317条)に該当しないと結論付けた。
警察はこれを踏まえ、刑事事件として立件しないことを決定した。
これに先立つ5月下旬、CPベトナムの元従業員L・Q・Nさん(男性)が、「CPフレッシュショップ・ミースエン」では日常的に腐敗した肉を取り扱っていたと告発した。Nさんは、南部メコンデルタ地方ハウザン省の屠殺・食肉解体工場で2022年に撮影されたという屠殺後の病気の豚の写真を公開した。Nさんによると、同社は病気の豚や鶏の肉を店舗に搬入し、省内で販売するよう従業員に強要していたという。
CPベトナムは、Nさんが提供した一部の画像について「委託先の施設で撮影されたもの」と認めたが、Nさんの告発は同社への誹謗中傷と名誉毀損にあたるとして、管轄機関に対し、デマを流布した者を処分するよう要請した。
なお、ソクチャン省とハウザン省の2省は、7月1日付けで南部メコンデルタ地方カントー市に合併された。