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ホーチミン市7区在住の日本国籍の少年(当時10歳)が2022年4月上旬に南中部沿岸地方ビントゥアン省ファンティエット市にあるリゾート「センタラ・ミラージュ・リゾート・ムイネー(Centara Mirage Resort Mui Ne)」のプールで溺死した事故について、同市警察が刑事事件としての捜査の一時停止を決めた。これに対し、少年の母親が抗議しており、決定の撤回を要請している。
少年の母親H・T・A・Tさん(女性・47歳)は、◇同省人民評議会、◇同省選出の国会議員団、◇同省人民検察院、◇同市共産党委員会、◇同市人民評議会、◇同市人民検察院など複数の機関に請願書を送付し、警察に決定を撤回させるよう求めている。
同事故については、同市警察が2022年5月に「業務上過失致死」の疑いで刑事事件として立件し、その後、同年7月に「プールの状態と作動原理は適切だった」との鑑定結論を発表。プールの設計書と実際の施工は合致しており、プールに設置された設備、プール内の設備設置にかかる技術やプールの活動状態は、いずれも設計通りだったという。
また、プールの水を浄化するための吸引・ろ過・排出システムの作動原理も設計に合致し、プールの活動原理上、水泳中または吸引口の位置に立つ身長1.4m、体重39kgの人間を死亡に至らしめる吸引は不可能と結論付けた。
同市警察は2023年1月30日、刑事事件捜査の一時停止を決定。これについて警察は、「公安省犯罪科学研究所(C09B)に対し、当該プールの吸引力について、事件解決に直接関係する内容を説明するよう求めたが、これまでにC09Bから書面による回答を受け取っていない。事件の捜査期限が切れたため、捜査の一時停止を決定した」と説明した。
・ リゾートでの日本人少年溺死事故、捜査再開が決定 (2025/02/04)
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・ ファンティエット:リゾートで日本人少年が溺死、プール設備に問題か (2022/05/06)

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