ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

甥の毒殺未遂で女を逮捕、8か月で一家5人変死 3人殺害を自白

2024/07/08 14:24 JST配信
(C)VTC
(C)VTC 写真の拡大.
  • シアン化物で18歳甥の殺害を図る
  • 一家のうち5人が短期間に不審死
  • 警察が余罪含めて捜査範囲を拡大

東南部地方ドンナイ省警察は5日、甥にシアン化物を盛って殺害しようとしたグエン・ティ・ホン・ビック容疑者(女・38歳、同省ニョンチャック郡ビンタイン村=xa Vinh Thanh, huyen Nhon Trach在住)を殺人未遂容疑で逮捕した。

 被害に遭ったのは、N・H・B・Tさん(男性・18歳)。Tさんと容疑者を含む家族らは、同村にある民家で同居していた。Tさんはこれに先立つ6月22日、意識がない昏睡状態でホーチミン市直轄トゥードゥック市のレバンティン病院に救急搬送された。検査の結果、Tさんの体内からシアン化物が検出されたため、家族が警察に届け出た。

 この一家では、2023年10月から2024年5月までのわずか8か月の間に5人(同容疑者の父、夫、子供、甥2人)が相次いで不審な死を遂げている。5人は死亡前に、不整脈、嘔吐、頭痛、めまいなど共通の症状があったとされる。

 緊急搬送されたTさんの容態は現在安定しているが、引き続き病院で治療を受けている。ビック容疑者は、取り調べに対し、Tさんを殺害しようとしたことを認めている。同容疑者は、家の修繕について義理の姉と揉めており、腹いせのために甥のTさん殺害を計画。ニキビを治す薬だと言って、シアン化物入りのカプセルをTさんに服薬させたという。

 なお、直近の報道によると、ビック容疑者は今回殺害を図ったTさん以外にも、過去に夫と甥2人にシアン化物を盛って殺害したと自白した。昨年10月にはギャンブルで借金があった夫を毒殺。さらに今年1月、妹との間で金銭面でのトラブルなど発生していたことで、妹の子供(7歳)を毒殺。今年5月には、T君の弟(12歳)も毒殺していた。同容疑者は夫と子供の死亡後に約8億VND(約500万円)の保険金を受け取っており、借金返済や個人的な出費に使用していた。同事件をめぐり、警察は捜査範囲を拡大している。

[Tuoi Tre 12:41 05/07/2024 / VTC News 12:42 05/07/2024 / Dan Tri 22:03 07/07/2024 U].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ハノイ:公示地価を更新、1平米最高415万円 (6:49)

 ハノイ市人民評議会は26日、2026年1月1日から適用される市内各地の公示地価を承認する決議を採択した。  新たな公示地価表では、価格基準区域を従来の区・郡(2025年7月1日廃止)単位ではなく、全市を17区域...

ホーチミン:新春フラワーロード2026、2月15日から開催 (6:13)

 ホーチミン市人民委員会は、テト(旧正月)の名物となっているサイゴン街区(旧1区)歩行者天国グエンフエ(Nguyen Hue)通りの「フラワーロード」を、2026年2月15日(日)から22日(日)にかけて開催すると発表した。今...

家族3人毒殺の女に死刑判決、1年足らずで次々不審死 (5:57)

 東南部地方ドンナイ省人民裁判所は27日、シアン化物を盛って複数人の家族を殺害したグエン・ティ・ホン・ビック被告(女・39歳)に死刑判決を下した。  ビック被告は、殺人罪と有毒物質の違法所持・輸送・使...

ホーチミンの市場とともに生きる:バンコー市場 (23日)

 ホーチミン市のめまぐるしく変わりゆく街並みの中で、バンコー市場(cho Ban Co)は、記憶の断片のようにひっそりと存在している。商人たちは日々、市場で商売を続けている。まるで、1束の野菜が、1kgの玉ネギが...

年初11か月の自然災害被害、死者・行方不明者409人 (5:55)

 ベトナムでは2025年初めから現在までに、自然災害が頻発しており、様々な要因も重なって被害が拡大中だ。11月末の現時点で自然災害による死者・行方不明者は409人に上り、経済的な被害額は85兆VND(約5060億円)...

ブラザー工業、ベトナムに産業機器事業のサービスサポート拠点新設 (4:30)

 プリンターや家庭用・工業用ミシンなどの製造を手掛けるブラザー工業株式会社(愛知県名古屋市)は1日、自社の産業機器事業においてベトナムで初となるマーケティングおよび代理店のサービスサポートを担う事務所...

SAAF、地盤調査のベトナム子会社を売却へ 事業見直しで (4:23)

 SAAFホールディングス株式会社(東京都江東区)は、同社グループ全体の事業ポートフォリオの見直しに伴い、日本国内のコア事業へのさらなる成長の実現に向けて、ベトナム事業を見直し、連結子会社を閉鎖する。 ...

福井大学、電力大学との学術交流協定を更新 原子力人材育成など (3:20)

 福井大学(福井県福井市)はハノイ市の電力大学(EPU)と2014年に大学間協定を締結し、学生や研究者の交流を深めてきた。両大学はさらなる交流の強化を図るべく、11月10日に同協定を更新し、福井大学文京キャンパス...

ホーチミン:金属製品&手工具展示会、12月4日から開催 (2:39)

 ホーチミン市タンミー街区(旧7区)のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, phuong Tan My, TP. Ho Chi Minh)で12月4日(木)から6日(土)まで、「第10回金属製品&手工具展...

ホーチミン:「オンチェーン経済連盟」設立、国際金融ハブ目指す (27日)

 ホーチミン市で25日に開催された「CEO 500 - Tea Connect」の対話セッションで、ファム・ミン・チン首相や同市共産党委員会のチャン・ルウ・クアン書記、世界経済フォーラム(WEF)の責任者などの立ち会いのもと...

不二家と丸紅、タイニン省で焼菓子工場竣工 カントリーマアム生産 (27日)

 株式会社不二家(東京都文京区)と丸紅株式会社(東京都千代田区)の合弁会社である不二家ベトナム(FUJIYA VIETNAM、ホーチミン市)は、南部地方タイニン省(旧ロンアン省)のフウタイン工業団地で焼菓子製造工場を竣...

航空局、空港網の拡大を提案 50年までに36か所体制へ (27日)

 ベトナム民間航空局(CAAV)は、2050年までを視野に入れた2021~2030年の全国空港システム開発マスタープランの調整案を建設省に提出した。  提案によると、全国の空港数を2030年までに33か所、2050年までに3...

ラムドン省:リエンクオン空港、改修工事で26年3月から一時閉鎖 (27日)

 南中部地方ラムドン省のリエンクオン国際空港は、2026年3月4日から一時閉鎖し、滑走路および誘導路、関連設備の改修・拡張工事を実施する予定だ。  工期は4か月超で、早ければ9月2日の建国記念日前の再開を...

世界長者番付、ビンG会長が初のトップ100入り 資産225億USD (27日)

 米経済誌フォーブス(Forbes)のリアルタイム世界長者番付によると、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)の創業者 兼 会長であるファム・ニャット・ブオン

国会、司法協力・引き渡しに関する法律4本を可決 (27日)

 国会は26日、◇引き渡し法、◇受刑者移送法、◇民事司法共助法、◇刑事司法共助法の4本の法律を賛成多数で可決した。  今回の4本の法律の可決により、ベトナムは国際司法協力体制のさらなる整備が進み、国際犯...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved