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- 地下駐車場でのEV駐車不可のマンションも
- マンションのEV充電の対応台数不足
- ガソリン車からの乗り換えにためらい
ガソリン車から電気自動車(EV)や電動バイクへの移行を支持する市民は多いが、マンションではEVの駐車も充電も難しく、ユーザーには困難が多い。
ホーチミン市のあるマンションは7月末、火災のリスクがあるとして、地下駐車場でのEV駐車は不可と通告した。このようなマンションは少なくなく、多くの住民がマンションに専用充電エリアがないどころか、駐車・駐輪すらできないと不便を訴えている。
同市旧4区の高級マンションに住むチュンさん(男性)は、移動用に電動バイクを購入した。しかし、駐車が大変で、充電どころか停めているだけで注意されるほどだという。仕方なく電動自転車専用の一角に停めているが、いつも警備員が他の場所へ移動してしまうため、どこにあるのかを毎回探さなければならない。充電が切れれば、地下で充電できる別のマンションに行っているという。
マンションの中には、充電できたとしても同時に4台しか対応できないといった場合もあり、夜10時から翌朝7時まではメインブレーカーが落とされる物件もある。「夜9時に帰宅し、翌朝急いで出かけたい時は夜中にショッピングセンターまで走って充電しろと言うのか?」と、ある人は憤る。
公共の充電スタンドやバッテリー交換ポイントは数が不足しており、EV向けの移動修理サービスもない。EV火災に対応できる消火器具も不十分なため、ガソリン車からの乗り換えをためらう人は多いのが現状だ。