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- 9月7日深夜から翌8日未明にかけて
- インドと中国は理想的な観測条件
- ベトナムも皆既月食の観測可能地域
皆既月食による「ブラッドムーン(血色の月)」がアジアとヨーロッパ、アフリカの一部で9月7日(日)深夜から翌8日(月)未明にかけて観測できる。外電によると、皆既月食はベトナム時間の8日午前0時30分に始まり、午前1時52分まで続くとされている。
今回の月食はアジア、特にインドと中国が理想的な観測条件に恵まれる。ヨーロッパとアフリカでは、夕方ごろに部分食が観測できる。一方、アメリカ大陸では観測不可能となっている。
アメリカ航空宇宙局(NASA)の月食観測マップによると、ベトナムは観測可能地域に含まれており、ベトナム青年天文会(VACA)の公式ページでも、ベトナムは皆既月食の観測可能地域に入っている。
クイーンズ大学ベルファストの天体物理学者であるライアン・ミリガン氏は、今回の皆既月食について、「来年観測できる天体イベントの序章に過ぎない」と話した。同氏によると、2026年8月12日にはヨーロッパの一部で皆既日食が観測可能とのこと。ヨーロッパで皆既日食が見られるのは2006年以来、20年ぶりだという。