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ベトナム政府は、国家の電子身分証明アプリ「VNeID」とシンガポールおよびラオスの電子身分証明システムを接続し、出入国手続きの簡素化を図る計画を打ち出した。ホー・クオック・ズン副首相は9月22日、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の電子身分証明システムとの連携に向けたタスク展開計画を承認する首相決定第1830号/QD-TTgに代行で署名した。
制度構築と技術連携のスケジュール
本計画は、出入国手続きでの重複申告や書類提示を減らし、審査時間を短縮することで国民の費用と時間を節約し、域内の貿易・投資・人的交流を活性化させることを目的としている。
具体的には10月29日までに、公安省、外務省、科学技術省がシンガポール、ラオスの関係機関と協議を行い、相互認証やデータ交換の法的基盤および出入国プロセスを策定する。シンガポールの電子身分証明アプリ「Singpass」やラオスの「LAeID」をベトナムの出入国管理で利用する手順、およびベトナム人が相手国で「VNeID」を利用する手順の構築を進める。
続いて11月14日までに、公安省主導のもとテスト環境やサーバー、通信回線などの技術インフラを整備し、「VNeID」と「Singpass」/「LAeID」のシステム統合および動作確認を実施する。サイバーセキュリティや個人情報保護の評価を完了させた上で、実証実験へ移行する。
2大空港での試行運用とASEAN拡大
2026年中からは、ハノイ市ノイバイ国際空港およびホーチミン市タンソンニャット国際空港の2か所で、出入国手続きにおける越境電子身分証明の試行運用を開始する。
試行期間中は処理時間や認証成功率、手動対応件数、国民や企業の評価、発生リスクなどを測定・取りまとめ、業務への影響や既存プロセスとの統合可能性を検証する。
その結果を踏まえて首相に報告を行い、他の出入国地点やASEAN他国への本格展開および対象拡大を検討していく。
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