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ベトナムに蔓延る賭博地獄

2006/01/04 07:07 JST配信

 年末年始を境にベトナム全土で賭博が盛んとなっている。ホーチミン市でも道端、市場、バス乗り場、カフェ、レストランなどあらゆる所で賭博が見かけられ、ホテルや、さらには国家機関でも賭博が行われている。最近ではカンボジアとの国境地帯にまでわざわざ赴き、賭博をするものも多い。世代を問わず、賭博が行われていることも特徴の1つだ。

 賭博と言っても、それを生業とする者と単に娯楽として楽しむ者とがいる。賭博を生業とするものはなるべく同じ場所で賭博するのを避け、さらにこんな所で賭博は行われないだろうという場所を選ぶ傾向がある。また賭博の主催者は秘密を厳守するために、同じメンバーだけしか呼ばないケースも多い。賭博にはまってしまったある医療設備を専門に扱う企業の経営者は、企業の収益全てを賭博につぎ込み、社員の給料、家賃、電話代さえも払えない状況になってしまった。長年積もった賭博での借金も返す気がないようである。

 賭博を一時の娯楽として考えている者も、賭博の現場を公安に発見されれば、それを生業とするものと同じように逮捕される。ある4人のドライバー仲間は、「トランプが終わって飲みに行くとき、トランプで負けた者が酒代を払うこと」と決めトランプをしているところ、公安に踏み込まれ4人とも現行犯逮捕されてしまった。彼らはどこにでもあるような「遊び」のつもりだったが、後悔するのが遅すぎたようだ。

 賭博での借金が殺人、強盗、詐欺、麻薬密売、売春などの犯罪へ発展するケースもある。最近では第23回シーゲームス(東南アジア競技大会)でのベトナムサッカー選手の八百長事件がベトナムの各紙面を賑わせているが、その行為を「祖国への裏切り」と激怒している者も多い。賭博の蔓延を防ぐためには周囲の者が賭博を止めさせる努力も必要となってくるだろう。

[2006年1月3日 Cong An紙].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
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