ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

グエン・フオン・マイ、輝く独身生活を実践

2010/10/24 08:21 JST配信
(C) Sai Gon Tiep Thi, Hoang Trung
(C) Sai Gon Tiep Thi, Hoang Trung 写真の拡大

 オランダのアムステルダム大学で東西の文化干渉問題について教えている女性教員グエン・フオン・マイは現在34歳、ばりばりの独身だ。彼女は8カ月の休みを取って、アフリカと中米を単独で旅行し帰ってきたばかり。そのドキュメント映像は欧州のテレビで放映されたという。独身生活を謳歌するフオン・マイのインタビューをお届けする。

――今回の旅行について少しお聞かせください。

 23カ国を旅してきたので少しという訳にはいかない。体験したことを本にまとめるつもりだ。今度の旅は特に目的もなく「行きたくなったから行った」というものだったけれど、大いに収穫はあった。特に、以前だったら悩んでいたようなことに対して、手を振りながら「Whatever!(どうでもいいわ)」と言えるようになったことは自慢できる。

――準備にどのぐらい時間がかかりましたか。資金や帰ってきてからの仕事の心配はありませんでしたか。

 準備には3週間かかった。仕事のほうは、帰ってきたら今の仕事を続けることが決まっていたので安心だった。旅から帰ってゆっくりする間もなく、32時間後には仕事に戻っていた。お金はずいぶん使った。オランダに戻ったとき銀行口座には20ユーロ(約2240円)しか残っていなかった。

――ベトナムで暮らしていたとき、考え方の違いで周囲の人と衝突したことはありますか。

 衝突しない人なんていないでしょう。それぞれが自分の解決方法を持っているけれど。賢い女性は人とぶつからないようにうまく立ち回る。私のように頭の固い女性は言い返してしまう。その結果、付き合っていた男性から「恋人ならいいが、妻にはどうも」と言われてしまった。

――「独身は素晴らしい」とは、東洋より西洋、特に先進国の女性について言えるのではありませんか。また、女性が独身で生きることは何を体現しているのでしょう。男女平等、それとも女性の見識の向上ですか。

 最初の質問はご指摘のとおり。輝く独身でいるためには、経済力とそれにふさわしい独身文化を持つ社会に住む必要がある。2つ目の問いには、女性の見識の向上が男女平等をもたらしたと答えよう。ただ、男女平等は社会や文化によってさまざまな考え方がある。

 男性優位文化(東アジア、南欧、南アメリカ)では女性が男性の領域に進出する一方、男性は足踏みする。例えば女性は社長やパイロットや警察官にもなれるが、男性が家事や看護士の仕事をするにはまだ抵抗が大きい。こうした文化では、女性側のみ男女平等の恩恵を受けることになる。

 一方北欧、西欧、北米では、男女が双方の領域に進出し合う。私が暮らすオランダもそうだ。男性上司の多くが家事をこなすために、週3~4日の仕事をすることを選んでいる。

――あなたの個人的な結婚観は。

 私の考えは一貫しているが、実際の生き方は住む場所によって異なることを強調しておきたい。「家族を作る」と「結婚する」は目的が違うと思う。ある人は、結婚して子供を持って家族を作ることが幸福だと考える。ある人は結婚こそが重要で、子供ができるかどうかは愛情の結果だと考える。私は後者の考えに属する。

――独身を満喫した女性がいつの日か後悔するときが来ると思いますか。

 賢い女性と自分勝手な女性は異なる。賢い女性であれば、将来起きることを十分に想像したうえで独身の道を選んだはずなので、後悔することはないでしょう。そうは言っても、東洋の社会では独身の道を選ぶことは大変だと思う。ベトナムでこの道を選ぼうとする女性を心から尊敬する。

――最後に、同世代の独身女性と母親世代の女性に一言どうぞ。

 同じ船に乗っている女性たちには「自らの心に忠実に、全力で生きること」。母親世代には「私は楽しくやってるってば!」

[Sai Gon tiep thi online, 10.10.2010, 10:04 (GMT+7)].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
この記事に関連するおすすめの記事
新着ニュース一覧
1945年9月に独立宣言をラジオで放送、ベトナムの声放送局の歴史 (10:04)

 ハノイ市のバックマイ送信所は、1945年9月に独立宣言を放送した場所であると同時に、「ベトナムの声放送局(VOV)」が誕生した場所であり、国家の80年間にわたるラジオ放送の旅の始まりの場所でもある。  独...

台風6号(ノンファ)発生、30日午後にベトナム北中部上陸へ (30日)

 日本の気象庁が発表したデータによると、ベトナム時間の30日午前7時にトンキン湾で台風6号(アジア名:ノンファ、日本では台風14号)が発生した。台風6号は30日午後にベトナム北中部に上陸すると見られている。 ...

ビンファスト、防弾仕様のEVを外務省に納車 各国VIP送迎用 (30日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は28日、特別限定車のスポーツ用多目的車(SUV)タイプのEV

ハノイ:スーパーカブで市内観光、建国記念バイクツアー催行 (30日)

 ハノイ市の旅行会社ベトナムワンダー(Vietnam Wander)は、1980年代の物不足時代に貴重な財産だったホンダの赤い「スーパーカブC70(Super Cub C70)」を使ったバイクツアー「ホンダ・モーターバイク・ロードクラ...

ホーチミン:メトロ1号線、9月2日の建国記念日に無料運行 (30日)

 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社(HURC1)はこのほど、9月2日(火)の建国記念日に、メトロ1号線を開放して無料運行すると発表した。  こ...

ハノイ:建国80周年記念の展覧会が開幕、9月5日まで開催中 (29日)

 ハノイ市の国家展示センターで28日、建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)を祝う記念事業の一環として「独立・自由・幸福の80年の歩み」をテーマにした展覧会の開幕式が開催された。展覧会は9月5日ま...

建国80周年で全国民に10万VND支給、VNeIDにアクセス集中 (29日)

 ベトナム政府は、建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)を祝い、ベトナム共産党政治局の指導のもと、全国民に10万VND(約560円)のお祝い金を支給すると発表した。  国民は電子身分証明アプリ「VNeID...

中国全人代の趙楽際委員長、ベトナム建国80周年祝賀式典に出席へ (29日)

 ベトナム建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)に併せ、中国全国人民代表大会(全人代)の趙楽際(ジャオ・ルォージー)常務委員長(国会議長、党序列3位)が8月31日から9月2日までの日程でベトナムを公式訪...

ハノイ:一部の通りで交通規制、建国80周年行事で【8月29日更新版】 (29日)

 ハノイ市警察は、8月革命記念日80周年(1945年8月19日~2025年8月19日)および建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)を祝う記念行事の実施に伴い、市内の一部の通りを車両通行止めとする。式典関係車両と...

ハノイ・メトロ、建国80周年行事でダイヤ再調整 午前3時まで運行 (29日)

 ハノイ市建設局は28日、8月革命記念日80周年(1945年8月19日~2025年8月19日)および建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)の記念行事の一環として行われる軍事パレードおよびリハーサルの実施に向けて、...

ドンナイ省、メトロ1号線のロンタイン空港延伸案をPPP方式で実施 (29日)

 東南部地方ドンナイ省人民委員会はこのほど、地場インフラ企業のドナコープ(DonaCoop)および投資ファンドのビナキャピタル(VinaCapital)の共同企業体(JV)に対し、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン...

ユニチカ、ベトナム孫会社の全事業をシキボウに譲渡 (29日)

 高分子事業や機能資材事業、繊維事業を手掛けるユニチカ株式会社(大阪府大阪市)は、繊維原料・繊維製品などの輸出入・国内販売などを行う連結子会社のユニチカトレーディング株式会社(UTC、大阪府大阪市)が100...

韓国メーカー、北部に長尺FPCB工場を設立へ 27年に量産開始 (29日)

 フレキシブルプリント基板(FPCB)などの製造を手掛ける韓国のEV先端素材(Electric Vehicle Advanced Materials=EV.A.M)はこのほど、北部地方フート省の第2バーティエン工業団地における約9000坪の土地の売買契...

ベカメックス東急、ビンズオン新都市にピックルボールコートを新設 (29日)

 東急株式会社(東京都渋谷区)の子会社で、ホーチミン市(旧ビンズオン省)のビンズオン新都市の開発を手掛けるベカメックス東急(BECAMEX TOKYU)はこのほど、同社が運営するスポーツ複合型施設「ソラ・ガーデンズ・...

サンG、ダナン自由貿易区で観光・医療複合施設の開発案件を始動 (29日)

 南中部地方ダナン市人民委員会とサングループ(Sun Group)は27日、バーナー山麓に位置する自由貿易区(FTZ)の第5区画で、インフラ建設および複合商業施設の開発プロジェクトを始動した。  同プロジェクトは、...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved