ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

個人輸入品市場が大繁盛、ベトナム製も舶来品に

2013/02/24 08:10 JST配信
(C)Doanh Nhan Sai Gon
(C)Doanh Nhan Sai Gon

 ホーチミン市では個人輸入品市場が賑わっている。特に旧正月(テト)の前は美容用品、機能食品、ビールなどの個人輸入市場が賑わっていた。テトの贈り物を買い求めたり、身ぎれいにする季節だからだ。個人輸入業者が高い利益を得る一方で、消費者は賞味期限や品質保証の情報を得られないまま商品を購入している。また、国家の税収上の損失額も小さくはない。

 タンビン区ホアンバントゥー通りの露店では、ダイエット食品や美白化粧品などを販売している。商品は米国やオーストラリア、日本などで買い付けしハンドキャリーで持ち帰ったもの。利益率は相当高いという。

 例えば米国のダイエット食品「スーパー・シン・ボディ・スリム」は現在出回っている商品すべてが個人輸入で、販売価格は1箱100万ドン(約4500円)。店員いわく、10箱以上購入すれば1箱50万ドン(約2250円)に割り引くという。おそらく仕入れ値は30万ドンぐらいということなのだろう。

 同じように、市場で1箱50万ドン(約2250円)で出回っている機能食品は、仕入れ価格が20万ドン(約900円)。10区のレホンフォン通りの露店で売られているオーストラリア製の美容クリーム「クイーン・ビー」の販売価格は120万ドン(約5400円)、仕入れ値は70万ドン(約3100円)程度と思われる。

 化粧品輸入で業界トップのグエン・フォン・タオさんによると、ホーチミン市内の化粧品店のほとんどが、米国、韓国、日本などからの個人輸入品を高価格で販売しているという。また、これらの店の中には、個人輸入品を正規輸入品として販売しているところもある。だが、それらの商品には保証書はなく、公式領収書も出ない。さらには、50万ドン(約2250円)程度の低価格商品については偽造品の可能性が高いという。

前へ   1   2   次へ
[Dien Dan Doanh Nghiep, 31/12/2012 - 14:43, S].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
地場ドジ、ハイフォンで75階建ての北部最高層ビルを着工 (14:24)

 地場ドジ・ジュエリー(DOJI Group)は19日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で複合区「ドラゴン75コンプレックス(Dragon 75 Complex)」を着工した。同プロジェクトのハイライトとして、75階建ての高層ビルの建設...

ホーチミン:ガソリンスタンドでの振込決済が拡大 (14:04)

 ホーチミン市内のガソリンスタンドでは、QRコードを使った振込決済が拡大しており、給油時の利便性向上や待ち時間の短縮につながっている。  市内の多くのガソリンスタンドで給油機にQRコードが掲示されて...

シンガポールの市場調査会社、ベトナムオフィス開設 (13:22)

 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハノイ市に新たなオフィスを開設した。  新オフィスの開設は、クライアントやパートナーにきめ細やかな...

ホーチミンの路上のライター修理店、愛好家の駆け込み寺 (21日)

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロン街区グエンチーフオン通りを訪れた。男性は、ファム・バン・コーさん(男性・72歳)の店である、古びて傾...

ベトナム、貿易規模で世界トップ15入り 輸出入額が過去最高に (6:35)

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高を更新した。これにより、ベトナムは貿易規模で世界トップ15に入り、東南アジア地域では第2位となった。こ...

ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道が着工、越中連運を強化 (6:02)

 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を開催した。東西経済回廊の輸送需要に対応するとともに、ベトナムと中国を結ぶ国際連運の強化につながると期...

ホーチミン:メトロ1号線、26年1月1日に無料運行 (5:24)

 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社(HURC1)はこのほど、新暦正月の2026年1月1日(木)にメトロ1号線を無料運行すると発表した。  当日は改...

ベトナムの軍事力は世界23位、東南アジア2位 (5:03)

 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事力ランキング「2025 Military Strength Ranking」によると、ベトナムは145か国・地域中23位となった。 ...

チン首相、ペトロベトナム会長フン氏を商工相代行に任命 (4:32)

 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を商工相代行に任命した。  商工相代行に任命されたフン氏は、1973年生まれの52歳で、出身は北部紅河デル...

イーレックス、ベトナム2省でバイオマス発電所の起工式開催 (4:14)

 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北部地方ラオカイ省(旧イエンバイ省)のイエンバイバイオマス発電所および東北部地方トゥエンクアン省のトゥ...

日越の団体、ドローン・次世代移動体産業の発展で覚書締結 (3:39)

 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低空経済パートナーシップ(Vietnam Low Altitude Economy Partnership=LAEP)との間で、ドローン(無人航空機...

電子機器のコーセル、ベトナム子会社を解散・清算へ (2:37)

 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結子会社)で電子部品の製造・販売を行うコーセル・ベトナム(COSEL VIETNAM、ホーチミン市)を解散・清算する。...

サンG、フーコック島で国内初の軽量軌道交通路線を着工 (22日)

 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)で着工した。同事業は2027年にフーコック島で開催予定のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に対応する...

IQが高い国、ベトナムは世界27位 中国や台湾が同率1位 日本5位 (22日)

 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した知能指数(IQ)に関する報告書(Countries by IQ - Average IQ by Country 2025)によると、ベトナ

ホーチミン:タクシーの7割以上が電動化、インフラ整備も加速 (22日)

 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で、全体の71%を占めている。旅客輸送分野におけるグリーン車両への転換が急速に進んでいる。  同市建...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved