ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

ホーチミン、真夜中のハンモックカフェに集う人々

2022/10/09 10:05 JST配信
(C) tuoitre
(C) tuoitre

 市内の中心部に近いエリアで仕事をしているバイクタクシーの運転手や労働者は、ミエンドン(東部)バスターミナルやファンバンチ(Phan Van Tri)通り、20番(so 20)通り、ゴーバップ区などにあるハンモックカフェを利用している。

 料金は2万VND(約120円)からで、場所によっては追加で駐車料金として1万VND(約60円)がかかるところや、飲料水とシャワー、洗濯のコンボで1人5万VND(約300円)というところもある。

 7年前に12区のタントイヒエップ陸橋のふもとでハンモックカフェを始めたファン・タイン・トゥアンさん(男性・40歳)は、「これまでたくさんのお客さんから身の上話を聞いてきたので、彼らの感情が伝わってこんなに顔がしわしわになっちゃったんですよ」と冗談めかして言った。

 トゥアンさんはこう語る。「建設現場の作業員や宝くじ売りなど、長期間ここに寝泊まりする人も多いんです。以前はシャワーと洗濯1回につき5000VND(約30円)をもらっていたんですが、今はもう無料にしました。お金がない人はとても苦労していますから。自分も借金を背負っていた時期があるので、よくわかるんです」。

 トゥアンさんは、客がよく眠れるようにハンモックの台を頑丈にするなど工夫も凝らしている。料金は以前から変わらず飲料水込みで3万VND(約180円)だ。「入ってくる人を見れば、田舎から仕事を探しにやってきて苦労しているんだろうというのもすぐにわかります。1年ぶりに来店した人でも顔を覚えていますよ」とトゥアンさんは語る。

 代々ホーチミン市に暮らしてきたトゥアンさんは、わずかなお金で寝泊まりできる場所をこのエリアで見つけるのは簡単ではないと話す。「他のお客さんの迷惑になる酔っぱらい以外は、どんなお客さんでも受け入れます」とトゥアンさん。

 しかしながら、ハンモックで寝ている人たちが必ずしも家がないというわけではない。トゥードゥック市の農産物卸売市場でハンモックカフェを営んでいるミー・ドゥックさん(女性)によると、彼女の店の客には夜勤の人や最終バスを逃して朝を待つ人などが多い。

 中には人生を悲観してジプシー生活を送っているという人もいれば、仕事を探しに田舎から出てきて、動きやすいようにハンモック生活を数か月して、多少お金の余裕ができたら部屋を借りるという人もいる。

 何人かのハンモックカフェの店主によれば、客の中には、月極でハンモックを借りる人もいる。あるハンモックカフェでは、1か月60万VND(約3600円)でハンモックを貸している。シャワーや洗濯、出入りも自由で、ハンモックで寝るのに慣れてくればいびきすらかくようになるという。

前へ   1   2   3   次へ
[Tuoi Tre 11:40 06/10/2022, A].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
テト間近のホーチミン中心部、1日4万VNDで「寝床を買う」人々 (10:15)

 ホーチミン市には今も、1日4万VND(約240円)で「寝床を買う」人々が暮らす集落が存在する。ここでは、旧ビンディン省(現在の南中部地方ザライ省)出身の行商人たちが、テト(旧正月)を目前に控えた夜ごと、重い天...

ベトナム経済を振り返る:対外収支編 2025年版 (14日)

マクロ経済:対外収支  近年のベトナムの対外収支は、輸出の拡大、安定的な外資流入、在外ベトナム人による本国送金といった構造的な強みに支えられ、底堅さを維持している。一方で、世界的な金融環境の変化...

ベトナム経済を振り返る:国内総生産(GDP)成長率編 2025年版 (14日)

ベトナムのマクロ経済と金融市場  ベトナム経済は近年、高い実質国内総生産(GDP)成長率を維持している。製造業を軸とする輸出の拡大と安定的な海外直接投資(FDI)の流入を背景に、東南アジア有数の成長市場と...

ホーチミン:2月16日夜に中心部で交通規制、テト花火打ち上げで (14日)

 ホーチミン市警察交通警察部(PC08)は、2026年のテト(旧正月)を祝う打ち上げ花火の実施に伴い、市内の複数の道路で交通規制を実施すると発表した。花火は旧暦元旦にあたる2月17日(火)の午前0時から15分間にわた...

中国の美団、ベトナムのフードデリバリー市場に参入準備 (13日)

 中国のフードデリバリー大手である美団(Meituan)が、ベトナム市場への参入準備を進めているようだ。ホーチミン市で法人を登録し、人材の募集も開始した。  税務登録情報によると、ベトナム現地法人のメイト...

26年1月新車販売台数、前年同月比約2倍も前月比減 前年の反動 (13日)

 2026年1月の自動車市場は、前年同月比では大幅増となったが、前月比では減少し、実勢としては弱含んだ。年末商戦の反動減や消費者の慎重姿勢が影響したとみられる一方、不動産開発を中核とする民間複合企業

ホイアン:2月16日~19日は旧市街の入場チケット販売停止、見学可 (13日)

 南中部地方ダナン市ホイアン世界文化遺産保存センターは11日、2026年のテト(旧正月)にあたり、ホイアン旧市街でのチケット販売・観光案内業務を一時停止すると発表した。  チケット販売・観光案内業務は、2...

サングループ、ホーチミンの海沿いで大型ウォーターパークを開業 (13日)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)は12日、ホーチミン市フオックタン街区(旧バリア・ブンタウ省ブンタウ市)の海沿いで大型ウォーターパーク「サンワールド・ブンタウ・アクアアドベンチャー(Sun...

ホーチミン:ベンタイン市場前の棺桶パフォーマンス、11人に有罪 (13日)

 ホーチミン市第1地域人民裁判所は10日、2025年2月25日にベンタイン市場前で黒づくめの集団が棺桶を担いでパレードした事件の被告11人に有罪判決を下した。  裁判所は、被告らが道路を逆走し、交差点を横断...

ハノイ・メトロ、テト期間中の9日間は無料運行 (13日)

 ハノイ市の都市鉄道(メトロ)を運営するハノイ・メトロ(Hanoi Metro)は、2月14日~22日(旧暦12月27日~1月6日)のテト(旧正月)期間中、メトロ2A号線(カットリン~ハドン区間)と3号線(ニョン~ハノイ駅区間)の両路...

神経技術の地場スタートアップ「ブレインライフ」、6000万円調達 (13日)

 神経技術分野の地場スタートアップであるブレインライフ・リンク・テクノロジー(Brain-Life Link Technology)は、IDGキャピタル・ベトナム(IDG Capital Vietnam)傘下のデジタル資産投資会社IDGXから100億VND(約...

VNPTイーペイ、韓国フィンテック企業と提携 企業の決済DX推進 (13日)

 フィンテックソリューションやクラウドサービス(SaaS)ソリューションなどの構築を手掛ける韓国ウェブキャッシュ・グローバル(Webcash Global)のベトナム法人ウェブキャッシュ・ベトナム(Webcash Vietnam)はこの...

ホーチミン:ドローンで荷物を海上輸送、速度は陸路の6倍 (13日)

 ホーチミン市は12日、ドローンによる荷物の海上輸送路線を開設した。同市科学技術局、ベトナム郵便総公社(ベトナムポスト=Vietnam Post)、CTグループ(CT Group)傘下のCT UAVが協力し、旧ホーチミン市カンゾー...

ハノイ:居住管理を強化、オンライン居住登録を推進 (13日)

 ハノイ市当局は、居住管理を強化し、手続きのデジタル化を進めている。その一環として、街区・村レベルの人民委員会は警察と連携し、住民に国家公共サービスポータルおよび電子身分証明アプリ「VNeID」による居...

データセンターへの電気料金適用、通信大手5社が見直し要請 (13日)

 地場の通信・IT大手5社はこのほど、商工省に対し、データセンターへの商用電気料金適用の見直しを求めた。各社は、従来と同じく生産用電気料金を適用するよう要請している。  見直しを求めたのは、◇国防省...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved