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「以前、繁殖の目的でオスとメスと一緒にしたことがあるのですが、メスが嫌がってオスを攻撃し、オスは溝に落ちてしまったんです。溝に落ちたゾウを引き上げるのに、クレーン車を呼ばなければなりませんでした。必ずしもメスがオスより強いというわけではありませんが、ゾウは母系制に従って生活しており、最年長のメスが群れを管理します。そのため、オスは自然にそれを受け入れ、反感を持つことはありません」とチュックさんは語る。
こうした理由で、リスクを回避すべく、サイゴン動植物園では園でゾウを繁殖させるのではなく、ゾウの個体数を保全するという方針をとることにしたのだった。
サイゴン動植物園のゾウの群れに関してもう1つ興味深いことは、チュオンという名前のゾウの年齢だ。データによると、アジアの野生のゾウの平均寿命は50歳から60歳だが、チュオンはすでに65歳になっている。アジアの動物園の中では、台湾で100歳を超えたゾウの記録がある。
チュオンは高齢のため、目は見えにくいが、耳はまだはっきりと聞こえている。棒を叩く音、歩く音、話す声などを聞いて、チュオンは自分の世話をしてくれる飼育員を認識し、友好的な態度を示すのだという。
サイゴン動植物園では、4頭のゾウが不利益を被ることのないよう、それぞれの個体に専属の担当飼育員をつけている。これにより、ゾウと飼育員との1対1の愛情とつながりを深めているのだ。
「もし、飼育員が1人で複数の動物の世話をするとなると、飼育員が特定の気に入った個体をかわいがってしまい、他の個体が不利益を被る恐れがあります。逆に、複数の飼育員が1頭の動物の世話をすると、その動物のお気に入りの飼育員と、そうでない飼育員が出てくる可能性があり、そうなれば飼育員に危険が及ぶんです」とチュックさんは話した。
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