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子どもたちも大人になったのに、どうして故郷へ戻って暮らさないのか。リエンさんは軽く笑ってこう話す。「年を取って歩けなくなったら考えます。まだ身体が動くうちは働いて、自分のために少しでもお金を貯めておきたいんです。将来、自分が病気になっても、子どもや孫に迷惑をかけたくありませんから」。
2026年のテトは、旧暦12月20日(新暦2月7日)には帰省するというリエンさん。「早めに帰れば、交通費が安く済みます。普段は数十万VND(10万VND=約600円)で帰れますが、旧暦12月20日にもなると100万VND(約6000円)に跳ね上がります。テト直前まで待ってしまえばさらに高くなって、商売をしても交通費の足しにもなりません」と語る。
リエンさんによると、グエンチャイ通りやグエンバンクー(Nguyen Van Cu)通り、旧3区周辺で商売をしている行商人たちは、皆同郷で、同じ仕事をし、カウオンライン街区のオンライン(Ong Lanh)橋の近くにある共同下宿でともに暮らしている。
こうしたことから、この場所は「行商人集落」や「ビンディン集落」、あるいは旧ビンディン省のナンバープレートの番号にちなんで「77集落」と呼ばれている。彼らは同じ故郷に生まれ、同じ運命を背負い、狭い下宿のひとつ屋根の下で互いに支え合って生きている。
午前2時、彼らは夜の街を後にする。車通りの少なくなった道を歩き、慣れた角を曲がりながら、ブイビエン(Bui Vien)通りの歩行者天国から400mほど離れたベンタイン街区(旧1区)コーザン(Co Giang)通り17番地の路地裏へと黙々と帰っていく。
共同下宿の大家で、長年にわたりこの「行商人集落」に関わってきたソンさん(男性)は、この共同下宿について簡単にこう説明する。「ここは日貸しで、電気代と水道代込みで1人4万VND(約240円)です。半月ごとにまとめて支払う形です」。
ソンさんによると、現在この共同下宿には約30人が暮らしており、全員が行商で生計を立てている。住人たちは午前8時頃に天秤棒を担いで街に出かけ、深夜になると戻ってくる。

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