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日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2021年1月の訪日ベトナム人の数は前年同月比▲60.3%減、前月比+27.4%増の2万人だった。
訪日ベトナム人数は、2012年1月から2020年2月まで8年2か月連続で各月の最高値を更新していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により2020年3月以降は前年同月と比べて減少に転じている。
2021年1月の訪日外国人の数は前年同月比▲98.3%減、前月比▲20.8%減の4万6500人となり、1年4か月連続で前年同月を下回った。
2020年7月下旬以降、観光目的の入国は認められないものの段階的にビジネス目的の入国が再開されたが、12月下旬以降は日本で新規入国の一時停止や検疫の強化などの措置が取られたことにより、訪日外国人の数は再び前月に⽐べて減少した。
ベトナムは、日本政府による14日間の隔離や査証の効力停止などの対象となっている。国際的な人の往来再開に向けた段階的措置として、2020年7月29日から「レジデンストラック」、11月1日から「ビジネストラック」の運用が開始されたが、1月14日以降は緊急事態解除宣言が発せられるまで運用が停止されている。
なお、1月30日以降、国内で変異ウイルスの感染者が確認されたと政府当局が発表している国・地域の1つとして、ベトナムも緊急事態解除宣言が発せられるまでの間、誓約書の提出などの検疫強化の対象となっている。
ベトナム人の日本からの入国については、陰性証明の提出と隔離、PCR検査が義務付けられている。また、日本への直行便は2月も引き続き大幅な運休・減便となっている。