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米ハーバード大学傘下のグロースラボ(Growth Lab)が先般発表した2019年の経済複雑性指標(Economic Complexity Index=ECI)の国別ランキングで、ベトナムは世界133か国・地域中で56位となり、前年から+4ランク、2010年比で+14ランク、1995年比では+51ランク上昇した。
同ランキングは、世界各国の輸出データをまとめ、輸出品目の多様性と複雑性を評価したもの。
東南アジア地域では、ベトナムはインドネシア(61位)、カンボジア(88位)、ラオス(92位)、ミャンマー(114位)の順位を上回ったが、シンガポール(5位)、タイ(23位)、マレーシア(24位)、フィリピン(28位)の順位を下回る結果となった。
2019年におけるベトナムの電子機器の輸出額は1170億USD(約24.6兆円)で、輸出額全体の33.4%を占め最大だった。同輸出品目の割合は2010年の9.6%から2018年には36.7%へと大きく拡大した。
経済の複雑性ランキング世界トップは日本で、1995年から首位の座をキープしている。この他のトップ10は、スイス、ドイツ、韓国、シンガポール、チェコ、オーストリア、スウェーデン、スロベニア、ハンガリーの順で続いた。