ベトナムの上半期(1~6月)の繊維製品輸出額は、米国向けや欧州連合(EU)向けが低迷する一方、日本向けは4億4000万米ドル(約420億円)と前年同期に比べ20%も増加している。特にTシャツ、ワイシャツ、下着などの輸出が増加しているという。日本円の対ベトナムドンレートが上昇していることが増加の一因とみられている。
商工省は、日越経済連携協定(JVEPA)が7月に発効したことを受けて、さらに日本への繊維製品輸出が加速すると予測している。昨年のベトナム繊維製品の対日輸出額は8億2000万米ドル(約780億円)だったが、今年は9億8000万米ドル(約930億円)に達するとみられている。