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韓国のウリ金融グループと新韓金融グループがベトナムで、ファイナンス・テクノロジー(フィンテック=ITを活用した金融サービス)の企業支援に乗り出している。企業の海外進出を後押しすると共に、将来的には金融機関の現地化で協業したい考えだ。
新韓金融グループは2016年、ベトナムにフィンテック企業の育成支援施設「市韓フューチャースラボ・ベトナム」を開設した。韓国とベトナムのフィンテック企業がベトナムで事業展開するための支援を行っており、これまで7件の事業契約を締結。ベトナム企業はスタートアップ企業を中心に11社を支援し、なかでも3社は新韓ベトナム銀行にPOSシステム(Point Of Sales system)を提供するなど実績を出している。
ウリ金融グループは24日、ハノイ市にフィンテック企業を支援する「ディノラボ(DINNO LAB)ベトナム」を開設する予定だ。当初は韓国企業5社が入居し今後1年間はベトナム市場拡大を目指す一方、ウリ金融グループは会計や法律、財務などの支援を行う。同グループは「ディノラボ」を韓越企業の交流の場としても活用したい考えで、中長期的には同グループとの協業によるサービスも提供したいとしている。