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不動産仲介大手CBリチャードエリス(CBRE)ベトナムが発表したホーチミン市における2020年の賃貸オフィス市場レポートによると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けた賃貸オフィス需要の変化により、空室率が前年比で大きく上昇した。
Aクラスオフィスの空室率は新型コロナ前の4%前後から18.1%へと急増した。Bクラスオフィスの空室率も9.1%となった。原因は、多くの企業がコスト削減のため自宅でのリモートワークを行ったり、賃貸料がより安いオフィスへ移転したりしたためだ。
こうした状況を背景に、Aクラスオフィスの賃貸料は前年から低下した一方、Bクラスオフィスの賃貸料は安定している。
CBREベトナムによると、向こう2年の賃貸オフィス市場は新規供給の増加により競争が熾烈化すると予想されている。